3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級) 過去問
2024年5月
問31 (学科 問31)

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問題

FP3級試験 (ファイナンシャル・プランニング検定 3級試験) 2024年5月 問31(学科 問31) (訂正依頼・報告はこちら)

一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、(   )である。
  • 現価係数
  • 資本回収係数
  • 減債基金係数

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この過去問の解説 (3件)

01

資産の形成や運用の際に用いる係数とその意味について確認していきます。

 

現価係数とは、将来の目標金額を得るために現在いくらで複利運用をすればよいのかを求める際に使用する係数で、

資産運用などのシミュレーションで用いられます。

 

資本回収係数とは、一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際に用いられる係数で、借入金の返済額を計算する時などに用いられます。

 

減債基金係数とは、一定の利率で複利運用しながら、将来の目標額を貯めるために必要な毎年の積立額を求める時に使用します。

 

以上から、本問で問われている係数は「減債基金係数」であることが分かります。

 

 

選択肢1. 現価係数

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢2. 資本回収係数

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢3. 減債基金係数

正解です。

冒頭の説明文の内容と一致します。

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02

年金の積み立てや取り崩しに使う係数の算出の際には、係数に掛ける元の額と算出する額との組み合わせがポイントとなってきます。どの額に掛けるのか、最終的にどのような額を算出したいのかをよく問題文から確認しましょう。

選択肢1. 現価係数

現価係数は、一定期間後に目標額を達成するために、現段階で元金がいくら必要かを算出するために掛けわせる係数です。そのため、毎年の積立額を算出する係数とするこの問題文はあてはまらないため、この選択肢は誤りです。

選択肢2. 資本回収係数

資本回収係数は、運用しながら一定期間で金額を受け取る際、取り崩す元の金額に掛けて1回に受け取ることのできる金額を求める係数です。したがって、積立額を算出するものではなく、問題文に合致しないため、この選択肢は誤りです。

選択肢3. 減債基金係数

目標とする額を積み立てようとするとき、目標とする額に掛けて毎年積み立てる必要のある金額を算出するための係数が減債基金係数です。そのため、問題文と合致するため、この選択肢は適切です。

まとめ

この選択肢の係数を含め、6つの係数が出てきます。係数と関連する金額の関係を抑えておきましょう。

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03

一定の利率で複利運用しながら一定期間後の目標金額を貯めるために、毎年どれだけ積み立てればよいかを求める係数は、「減債基金係数」です。

選択肢1. 現価係数

「現価係数」は、将来の目標金額を複利運用で得るためには、現在いくらの元本が必要かを求める係数です。

選択肢2. 資本回収係数

「資本回収係数」は、複利で運用する手持ち資金を一定期間で取り崩していく場合、毎年いくら受け取れるかを求める係数です。

借入金から毎年の返済額を求めるときにも利用します。

選択肢3. 減債基金係数

「減債基金係数」は、一定の利率で複利運用しながら一定期間後の目標金額を貯めるために、毎年どれだけ積み立てればよいかを求める係数です。

まとめ

「減債基金係数」が正解です。

参考になった数1