3級ﾌｧｲﾅﾝｼｬﾙ・ﾌﾟﾗﾝﾆﾝｸﾞ技能士（FP3級） 過去問
2024年5月
問38 (学科 問38)

地震保険の保険金額の条件について確認です。

地震保険の保険金額は無制限ではなく、居住用建物については5,000万円、生活用動産（家財）については1,000万円が上限となっています。

以上を踏まえ、各選択肢を確認していきます。

｢地震保険｣は、地震や津波､噴火を原因とする､建物や家財の損害を補償する保険です｡

単独では加入できず､火災保険に付帯して加入します｡

地震保険の保険料は､建物の構造や所在地に応じた保険料率(各保険会社共通)により算出されます｡

地震保険の保険金額は､主契約である火災保険の保険金額の30%から50%の範囲内で設定されます｡

ただし､居住用建物は｢5,000万円｣､家財は｢1,000万円｣が上限となります｡

(参考)

大地震の際はその後の生活再建のために､短時間で多くの建物の損害調査を行い､迅速に保険金を支払う必要があります｡

このため､地震保険の保険金は､損害の程度に応じて､｢全損｣｢大半損｣｢小半損｣｢一部損｣の認定を行い、それぞれ地震保険の保険金額の「100%」､「60%」､「30%」､「5%」が支払われます｡

地震保険は火災保険とセットで入る保険とな地震保険は火災保険とセットで入る保険となりますが、補償内容について火災保険の保険金額に対する割合や、保険金額の上限が問われます。この問題では、保険金額の上限について問われています。