3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級) 過去問
2025年5月(CBT)
問68 (実技 問8)

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問題

3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)試験 2025年5月(CBT) 問68(実技 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

ドルコスト平均法により、1回当たり3万円の投資金額でYK株式会社の株式を下記<資料>に記載の株価で買い付けた場合の平均取得単価(株価)として、正しいものはどれか。なお、税金や手数料等については考慮しないこととする。

<資料>
第1回 株価(1株当たり):1,200円
第2回 株価(1株当たり):2,000円
第3回 株価(1株当たり):2,000円
第4回 株価(1株当たり):1,500円
  • 1,500円
  • 1,600円
  • 1,675円

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この過去問の解説 (2件)

01

価格が変動する商品を、定期的に一定金額ずつ購入する方法を「ドルコスト平均法」といいます。

価格が高いときは少なく、価格が安いときは多く購入できるので、一定数量を定期的に購入する方法より平均購入単価を抑える効果があります。

 

〈資料〉のそれぞれの取引で、購入できる株の数量を計算します。

(第1回)30,000円÷1,200円=25株

(第2回)30,000円÷2,000円=15株

(第3回)30,000円÷2,000円=15株

(第4回)30,000円÷1,500円=20株

 

4回の取引で購入した株数を合計します。

25株+15株+15株+20株=75株

 

平均取得単価を計算します。

投資金額30,000円で4回購入し、75株取得したので、

120,000円÷75株=1,600円  となります。

まとめ

「1,600円」が正解です。

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02

価格が変動する株式等を一定額ずつ定期的に購入する投資手法のことを「ドルコスト平均法」といい、株式等の価格が安いときに多くの株数を、価格が高いときに少ない株数を購入するため、長期的に見て「平均購入単価(平均取得単価)」を抑える効果が期待できます。

 

本問題の資料より、まずは1回あたり3万円の投資金額で第1回~第4回までにどれだけの株数を購入したかを求めます。

 

『第1回:投資金額3万円÷1株あたり株価1,200円=25株』、『第2回:投資金額3万円÷1株あたり株価2,000円=15株』、『第3回:投資金額3万円÷1株あたり株価2,000円=15株』、『第4回:投資金額3万円÷1株あたり株価1,500円=20株』で、合計すると『25株+15株+15株+20株』の「総株数75株」を求めることができます。

 

次に平均購入単価を求めます。

 

平均購入単価は『総投資金額÷総株数』で求めることができるので、資料と上記の数値を代入すると『投資金額3万円×4回分÷総株数75株』となり、『12万円÷75株=平均購入単価1,600円』を求めることができます。

選択肢1. 1,500円

冒頭の解説により、この答えは間違いです。

選択肢2. 1,600円

冒頭の解説により、この答えが正解です。

選択肢3. 1,675円

冒頭の解説により、この答えは間違いです。

まとめ

したがって、答えは「1,600円」です。

 

なお、ドルコスト平均法は定期的に一定額を購入するので比較的リスクの少ない投資手法ではありますが、長期的な下落相場(株価が下がり続ける状況)では総投資金額に対し評価額がマイナスになる可能性もあるので覚えておきましょう。

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