3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級) 過去問
2025年5月(CBT)
問70 (実技 問10)

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問題

3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)試験 2025年5月(CBT) 問70(実技 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

土地の登記記録に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる記録事項の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
  • (ア)所有権保存登記  (イ)賃借権設定登記  (ウ)抵当権設定登記
  • (ア)土地の所在や地積  (イ)賃借権設定登記  (ウ)抵当権設定登記
  • (ア)土地の所在や地積  (イ)所有権移転登記  (ウ)賃借権設定登記

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この過去問の解説 (2件)

01

「登記記録」は、1筆の土地、1個の建物ごとに記録されています。

登記記録は、大きく「表題部」と「権利部」に分かれ、権利部はさらに「甲区」と「乙区」に分かれています。

 

それぞれの記録事項は、以下のとおりです。

表題部

不動産の物理的現況(所在、地番、地目、地積、家屋番号、構造、床面積など)

 

【権利部】

・甲区/所有権に関する事項

乙区/所有権以外に関する事項(抵当権、賃借権、地上権など)

まとめ

「(ア)土地の所在や地積 (イ)所有権移転登記 (ウ)賃借権設定登記」が適切です。

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02

登記所には「登記簿」というファイルが保管されており、その登記簿の中には、一筆の土地(一つの区画)、一個の建物ごとに「登記記録」という形でデータが保管されています。

 

登記記録は、まず表示に関する事項土地の所在地積・地目など)を記録する「表題部」と、権利に関する事項を記録する「権利部」とに分かれ、権利部はさらに、所有権に関する事項(所有権の保存・移転・差押えなど)を記載する「甲区」と、それ以外の権利に関する事項(抵当権・賃借権など)を記載する「乙区」に分かれます。

 

問題文の(ア)(イ)(ウ)に当てはめてみると、(ア)は表題部なので「土地の所在や地積」、(イ)は権利部・甲区なので「所有権移転登記」、(ウ)は権利部・乙区なので「賃借権設定登記」が入ります。

選択肢1. (ア)所有権保存登記  (イ)賃借権設定登記  (ウ)抵当権設定登記

冒頭の解説により、この選択肢は間違いです。

選択肢2. (ア)土地の所在や地積  (イ)賃借権設定登記  (ウ)抵当権設定登記

冒頭の解説により、この選択肢は間違いです。

選択肢3. (ア)土地の所在や地積  (イ)所有権移転登記  (ウ)賃借権設定登記

冒頭の解説により、この選択肢が正解です。

まとめ

したがって、答えは「(ア)土地の所在や地積(イ)所有権移転登記(ウ)賃借権設定登記」です。

 

なお、不動産登記には、第三者に対して「自分がその不動産の権利者である」と主張できる「対抗力」はありますが、偽の登記の内容を信頼して取引をし損害を受けても、法的に保護されるわけではない(「公信力」がない)ので注意しましょう。

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