技術士の過去問
令和元年度(2019年)
適性科目 問32
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
技術士 第一次試験 令和元年度(2019年) 適性科目 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
平成26年3月、文部科学省科学技術・学術審議会の技術士分科会は、「技術士に求められる資質能力」について提示した。次の文章を読み、下記の問いに答えよ。
技術の高度化、統合化等に伴い、技術者に求められる資質能力はますます高度化、多様化している。これらの者が業務を履行するために、技術ごとの専門的な業務の性格・内容、業務上の立場は様々であるものの、(遅くとも)35歳程度の技術者が、技術士資格の取得を通じて、実務経験に基づく専門的学識及び高等の専門的応用能力を有し、かつ、豊かな創造性を持って複合的な問題を明確にして解決できる技術者(技術士)として活躍することが期待される。
このたび、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)について、国際エンニアリング連合(IEA)の「専門職としての知識・能力」(プロフェッショナル・コンピテンシー、PC)を踏まえながら、以下の通り、キーワードを挙げて示す。これらは、別の表現で言えば、技術士であれば最低限備えるべき資質能力である。
技術士はこれらの資質能力をもとに、今後、業務履行上必要な知見を深め、技術を修得し資質向上を図るように、十分な継続研さん(CPD)を行うことが求められる。
次の(ア)~(キ)のうち、「技術士に求められる資質能力」で挙げられているキーワードに含まれるものの数はどれか。
(ア)専門的学識
(イ)問題解決
(ウ)マネジメント
(エ)評価
(オ)コミュニケーション
(カ)リーダーシップ
(キ)技術者倫理
技術の高度化、統合化等に伴い、技術者に求められる資質能力はますます高度化、多様化している。これらの者が業務を履行するために、技術ごとの専門的な業務の性格・内容、業務上の立場は様々であるものの、(遅くとも)35歳程度の技術者が、技術士資格の取得を通じて、実務経験に基づく専門的学識及び高等の専門的応用能力を有し、かつ、豊かな創造性を持って複合的な問題を明確にして解決できる技術者(技術士)として活躍することが期待される。
このたび、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)について、国際エンニアリング連合(IEA)の「専門職としての知識・能力」(プロフェッショナル・コンピテンシー、PC)を踏まえながら、以下の通り、キーワードを挙げて示す。これらは、別の表現で言えば、技術士であれば最低限備えるべき資質能力である。
技術士はこれらの資質能力をもとに、今後、業務履行上必要な知見を深め、技術を修得し資質向上を図るように、十分な継続研さん(CPD)を行うことが求められる。
次の(ア)~(キ)のうち、「技術士に求められる資質能力」で挙げられているキーワードに含まれるものの数はどれか。
(ア)専門的学識
(イ)問題解決
(ウ)マネジメント
(エ)評価
(オ)コミュニケーション
(カ)リーダーシップ
(キ)技術者倫理
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/attach/1413398.htm
に、以下のような記載があります。
専門的学識
技術士が専門とする技術分野(技術部門)の業務に必要な、技術部門全般にわたる専門知識及び選択科目に関する専門知識を理解し応用すること。
技術士の業務に必要な、我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること。
問題解決
業務遂行上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。
複合的な問題に関して、相反する要求事項(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)、それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で、複数の選択肢を提起し、これらを踏まえた解決策を合理的に提案し、又は改善すること。
マネジメント
業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項、又は成果物(製品、システム、施設、プロジェクト、サービス等)に係る要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。
評価
業務遂行上の各段階における結果、最終的に得られる成果やその波及効果を評価し、次段階や別の業務の改善に資すること。
コミュニケーション
業務履行上、口頭や文書等の方法を通じて、雇用者、上司や同僚、クライアントやユーザー等多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
海外における業務に携わる際は、一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え、現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。
リーダーシップ
業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
海外における業務に携わる際は、多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに、プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。
技術者倫理
業務遂行にあたり、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、社会、文化及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代に渡る社会の持続性の確保に努め、技術士としての使命、社会的地位及び職責を自覚し、倫理的に行動すること。
業務履行上、関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
業務履行上行う決定に際して、自らの業務及び責任の範囲を明確にし、これらの責任を負うこと。
参考になった数19
この解説の修正を提案する
02
<正解>5
[解説]
文部科学省科学技術・学術審議会の技術士分科会が提示した「技術士に求められる資質能力」に関する問題です。
「技術士に求められる資質能力」では、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)として、次のキーワードが挙げられています。
〇専門的学識
〇問題解決
〇マネジメント
〇評価
〇コミュニケーション
〇リーダーシップ
〇技術者倫理
問題文に掲げられた(ア)から(キ)の全てのキーワードが含まれています。
よって、「技術士に求められる資質能力」で挙げられているキーワードに含まれるものの数は、7となり、正解は、5となります。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
03
文科省発出の資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/attach/1413398.htm
を参照すると、そのキーワードは以下の通りとなります。
専門的学識、問題解決、マネジメント、評価、コミュニケーション、リーダーシップ、技術者倫理
このうち、問題の選択肢と共通しているものは7つ全てになりますので、正解選択肢は5.となります。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問31)へ
令和元年度(2019年)問題一覧
次の問題(問33)へ