技術士の過去問
令和4年度(2022年)
基礎科目「材料・化学・バイオに関するもの」 問1

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問題

技術士 第一次試験 令和4年度(2022年) 基礎科目「材料・化学・バイオに関するもの」 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。ただし、いずれも常温・常圧下であるものとする。
  • 酢酸は弱酸であり、炭酸の酸性度は酢酸より弱く、フェノールの酸性度は炭酸よりさらに弱い。
  • 塩酸及び酢酸の0.1mol/L 水溶液は同一のpHを示す。
  • 水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムは水に溶けて強塩基性を示す。
  • 炭酸カルシウムに希塩酸を加えると、二酸化炭素を発生する。
  • 塩化アンモニウムと水酸化カルシウムの混合物を加熱すると、アンモニアを発生する。

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この過去問の解説 (2件)

01

化学に関する基本的な問題であり、容易に回答できるかと思います。

選択肢の中ですが、塩酸と酢酸はたとえ同じ濃度でも解離度が違いますので、同じpHとはなりません。

選択肢2. 塩酸及び酢酸の0.1mol/L 水溶液は同一のpHを示す。

この選択肢が間違いです(正解となります)。

まとめ

化学に関する最も基本的な問題です。

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02

酸と塩基に関する問題です。

選択肢2. 塩酸及び酢酸の0.1mol/L 水溶液は同一のpHを示す。

塩酸と酢酸は酸解離定数が異なります。

塩酸は完全に電離して[H+]=10-1(mol/l)、pHは1となりますが、

酢酸は1より高くなります。本選択肢が誤りです。

まとめ

酸や塩基の強さを押さえておきましょう。

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