保育士の過去問
平成24年(2012年)
保育原理 問104
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問題
保育士試験 平成24年(2012年) 保育原理 問104 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「子どもの最善の利益」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 1922年の「世界児童憲章」には「子どもの最善の利益」という記述がある。
B 「子どもの最善の利益」という言葉が普及するようになったのは、「児童の権利に関する条約」が国際連合で採択された年に、同時に日本も批准してからである。
C 「児童の権利に関する条約」は第6条ですべての子どもが生命に対する固有の権利を有することを認め、子どもの生存及び発達を可能な最大限の範囲において確保することを定めている。
D 1999年改定(2000年施行)の「保育所保育指針」において、「乳幼児の最善の利益」という言葉が取り入れられた。
A 1922年の「世界児童憲章」には「子どもの最善の利益」という記述がある。
B 「子どもの最善の利益」という言葉が普及するようになったのは、「児童の権利に関する条約」が国際連合で採択された年に、同時に日本も批准してからである。
C 「児童の権利に関する条約」は第6条ですべての子どもが生命に対する固有の権利を有することを認め、子どもの生存及び発達を可能な最大限の範囲において確保することを定めている。
D 1999年改定(2000年施行)の「保育所保育指針」において、「乳幼児の最善の利益」という言葉が取り入れられた。
- A○ B○ C○ D×
- A○ B○ C× D×
- A○ B× C× D○
- A× B× C○ D○
- A× B× C○ D×
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この過去問の解説 (3件)
01
A:「子どもの最善の利益」は1989年11月「児童の権利に関する条約」の基本原則として記述されています。
B:1989年(平成元年)に国連総会において採択され、日本は1994年(平成6年)に批准しました。
C:「すべての子どもが生命に対する固有の権利を有すること」「子どもの生存及び発達を可能な最大限の範囲において確保すること」の2点が定められています。
D:「乳幼児の最善の利益」という言葉は、第1章総則の冒頭に記述されています。
「子どもの最善の利益」とは、子どもは傷つきやすく回復しにくいので、子どもの生活環境のいかなる変化も子どもの福祉の観点から決定されるべきだという考えを基本としている。子どもと関わりを持つにあたり、関わりを持つ大人は現在や未来において子どもがより良い幸せを手に入れられるよう考え、子どもにとっての利益が一番になるように努めなければならないということです。
「子どもの最善の利益」と言う言葉は最近になってやっと聞かれてきたように思います。しかし、最近子どもを巻き込んだ事件の多さからみても、まだまだ「子どもの最善の利益」が普及してきているように感じられません。
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02
B.誤り。児童の権利に関する条約。1989年(平成元年)国連採択。1994年(平成6年)日本批准。アメリカ・ソマリアは批准していません。
C.正しい。児童の権利に関する条約 第6条の説明です。全44条からなり意見の表明・表現の自由など世界すべての児童の尊厳を守りその権利を保障しています。
D.正しい。保育所保育指針は昭和40年に厚生省通知から始まりました。その後、平成2年(1990年)改訂。平成11年(1999年)改訂。子どもの最善の利益、保育の専門性、倫理観などが追加されました。
平成20年(2008年)通知→告示されました。
よって××○○となり選択肢4が正解となります。
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03
A 「子どもの最善の利益」という記述は、1989年11月「児童の権利に関する条約」の基本原則にあります。
B 1989年に「児童の権利に関する条約」が国際連合で採択されました。その後、1994年(平成6年)に日本で批准されました。
C 適切です。
D 適切です。
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