問題
このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
次の【事例】を読んで、【問】に答えなさい。
【事例】
P保育士は、保育所で仕事を始めたばかりである。初年度は、経験豊かなQ保育士とともに、年長児の担当をすることになった。
P保育士は、保育所が実に(1)多様な家庭の子どもたちの保育をしていることを間もなく知った。
たとえば、S児のお迎えがいつも高齢の方であることが気になり、Q保育士にその理由を尋ねると、S児は父子家庭の子どもで、父親が仕事で忙しいために、父親の実家の人が送迎をしてくれているのだと教えてくれた。
T児は、保育所を休んだり、遅れて来たりすることが多い子どもである。T児についてもQ保育士に尋ねてみると、T児は母子家庭の子どもなのだが、母親がうつ病を患い、生活保護を受給しており、保育所でも今後どのように対応しようかと検討を重ねていると教えてくれた。U児は、少しおっとりした性格で、友だちから、からかわれることが多い。
軽度の知的障害が疑われるが、まだ診断は受けていないという。家庭との連絡帳から、母親の「友だちとうまく遊べてないのではないか」「先生のいうことをちゃんと理解できているだろうか」など、(2)U児に対する不安な気持ちが強くうかがわれる。
こうしていろいろな家庭があることから、P保育士は、Q保育士に、「もっと積極的に保育所で(3)子育て支援ができないだろうか」と話してみた。
【問】
次の文は、下線部(1)多様な家庭にかかわる、近年の家庭生活の実態に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。
【事例】
P保育士は、保育所で仕事を始めたばかりである。初年度は、経験豊かなQ保育士とともに、年長児の担当をすることになった。
P保育士は、保育所が実に(1)多様な家庭の子どもたちの保育をしていることを間もなく知った。
たとえば、S児のお迎えがいつも高齢の方であることが気になり、Q保育士にその理由を尋ねると、S児は父子家庭の子どもで、父親が仕事で忙しいために、父親の実家の人が送迎をしてくれているのだと教えてくれた。
T児は、保育所を休んだり、遅れて来たりすることが多い子どもである。T児についてもQ保育士に尋ねてみると、T児は母子家庭の子どもなのだが、母親がうつ病を患い、生活保護を受給しており、保育所でも今後どのように対応しようかと検討を重ねていると教えてくれた。U児は、少しおっとりした性格で、友だちから、からかわれることが多い。
軽度の知的障害が疑われるが、まだ診断は受けていないという。家庭との連絡帳から、母親の「友だちとうまく遊べてないのではないか」「先生のいうことをちゃんと理解できているだろうか」など、(2)U児に対する不安な気持ちが強くうかがわれる。
こうしていろいろな家庭があることから、P保育士は、Q保育士に、「もっと積極的に保育所で(3)子育て支援ができないだろうか」と話してみた。
【問】
次の文は、下線部(1)多様な家庭にかかわる、近年の家庭生活の実態に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。
1 .
「国民生活基礎調査」によれば、児童のいる世帯のうち、三世代世帯が占める割合は、近年、30%台が続いている。
2 .
「平成21年人口動態統計」によれば、子どものいる夫婦が離婚する場合、夫よりも妻の方が子どもの親権を行うケースが圧倒的に多い。
3 .
「平成21年度雇用均等基本調査」によれば、男女とも、育児休業を取得する割合は50%を超えている。
4 .
「平成18年度全国母子世帯等調査結果報告」によれば、母子世帯になった理由として最も多いものは、死別である。
5 .
平成21年11月に厚生労働省が発表した数値によると、日本の「子どもがいる現役世帯の世帯員の相対的貧困率」は、OECD(経済協力開発機構)の平均値よりも非常に低い水準にある。
( 保育士試験 平成23年(2011年) 児童福祉 問38 )