保育士の過去問
平成23年(2011年)
保育原理 問107

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問題

保育士試験 平成23年(2011年) 保育原理 問107 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

子どもの発達は、子どもがそれまでの体験を基にして、( A )に働きかけ、( A )との相互作用を通して、豊かな心情、意欲及び態度を身に付け、( B )を獲得していく過程である。特に大切なのは、( C )であり、愛情豊かで思慮深い大人による保護や世話などを通して、大人と子どもの相互の関わりが十分に行われることが重要である。この関係を起点として、次第に( D )との間でも相互に働きかけ、関わりを深め、( E )と自己の主体性を形成していくのである。

【語群】
ア 周囲の大人 イ 特定の人   ウ 担任    エ 他の保育者
オ 保護者   カ 人との関わり キ 他の子ども ク 人への信頼感
ケ 環境    コ 自発性    サ 新たな能力 シ 主体性
ス 社会性
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成23年に出題された設問となります。 参考1   参考2

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。
保育所保育指針第2章には下記の通り記載されています。

「子どもは、様々な環境との相互作用により発達していく。すなわち、子どもの発達は、子どもがそれまでの体験を基にして、環境に働きかけ、環境との相互作用を通して、豊かな心情、意欲及び態度を身に付け、新たな能力を獲得していく過程である。特に大切なのは、人との関わりであり、愛情豊かで思慮深い大人による保護や世話などを通して、大人と子どもの相互の関わりが十分行われることが重要である。この関係を起点として、次第に他の子どもとの間でも相互に働きかけ、関わりを深め、人への信頼感と自己の主体性を形成していくのである。」

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02

正解は4です。

平成30年の改定により、
「保育所保育指針」の中に問題文の
記載はなくなりました。

第2章は「保育の内容」となっています。

これまでの第2章「子どもの発達」の内容は、
乳児、1歳以上3歳未満児、3歳児以上の児
それぞれの保育に関わるねらい及び内容の中に、
基本的事項としてまとめられました。

子どもの発達については、
第1章総則 1保育所保育に関する基本原則
(1)保育所の役割 の中で、
「子どもは、それまでの経験を基にして、
(A:環境)に働きかけ、
様々な環境との相互作用により発達していく。」
と書かれています。

子どもの発達は、(B:新たな能力)を
獲得していく過程です。
(C:人との関わり)が特に大切であり、
特定の大人との信頼関係を基盤に、
(D:他の子ども)との関わりを深め合い、
(E:人への信頼感)と自己主体性を
形成していきます。

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03

正解…『4』
「これらのことを踏まえ、保育士等は、次に示す子どもの発達の特性や発達過程を理解し、発達及び生活の連続性に配慮して保育しなければならない。その際、保育士等は、子どもと生活や遊びを共にする中で、一人一人の子どもの心身の状態を把握しながら、その発達の援助を行うことが必要である。」と続いている。
子どもは生まれながらに備わっている諸感覚で周りの環境に働きかけていく。大人との信頼関係は子供が主体的に環境にかかわる基盤となる。子どもと一緒に過ごす保育士は子どもに安心感を与えながら子どもの発達過程に沿った援助をしていくことが必要である。

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