保育士の過去問
平成26年(2014年)
保育原理 問16

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 保育原理 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の4「保育所の社会的責任」の一部として正しいものを一つ選びなさい。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成26年に出題された設問となります。 参考1 参考2
  • 保育所は、子どもの人権に十分配慮するとともに、家庭の状況を最優先して保育を行わなければならない。
  • 保育所は、子どもの発達や経験の個人差等に留意しながら、環境を醸成するよう努めなければならない。
  • 保育所は、入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の要望などに対し、それを受け容れるよう努めなければならない。
  • 保育所は、地域社会との交流や連携を図り、保護者や地域社会に、当該保育所が行う保育の内容を適切に説明するよう努めなければならない。
  • 保育所は、地域の子育て支援拠点として、地域で子育て中の親子の相互交流を図らなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 (1)(誤)家庭の状況を最優先して → (正)子ども一人一人の人格を尊重して
2 (1)の解説文(保育所保育指針解説書(厚生労働省HP)の一部です。

3 (3)(誤)保護者の要望などに対し、それを受け容れるよう努めなければならない → (正)保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めなければならない

4 (2)正しい記述です。

5 地域子育て支援拠点事業とは、乳児又は幼児及びその保護者が相互の交流を行う場所を開設し、子育てについての相談、情報の提供、助言その他の援助を行う事業です。保育所保育指針第6章「保護者に対する支援」の3「地域における子育て支援」において、「地域の子育ての拠点としての機能」の一つとして、「子育て家庭の交流の場の提供及び交流の促進」があげられており、

 その行う保育に支障がない限りにおいて、地域の実情や当該保育所の体制等を踏まえ、次に掲げるような地域の保護者等に対する子育て支援を積極的に行うよう努めること。

とされています。積極的な実施が求められていますが、義務とはなっていません。

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02

1.誤り。
×家庭の状況を(略)
○子ども一人一人の人格を尊重して保育を行わなければならない。

2.誤り。保育所保育指針解説書(1)子どもの人権の尊重を参照してください。

3.誤り。
×保護者の要望など(略)
○保護者の苦情などに対しその解決を図るよう努めなければならない。

4.正しい。

5.誤り。子育て支援拠点についての説明は保育所保育指針第6章 保護者に対する支援 3地域における子育て支援に記載されています。
地域における子育て支援については、その行う保育に支障がない限りにおいて地域の実情や当該保育所の体制等を踏まえ次に揚げるような地域の保護者等に対する子育て支援を積極的に行うよう努めること。
となっています。努めること→努力義務となっています。設問は、~ならない→義務になっているため誤りです。

このように保育所保育指針や各法律を読み解く上で、努力義務・義務を見分ける必要があります。
~しなければならない(義務)
~よう務める(努力義務)
などが一例ですので確認してみてください。

よって選択肢4が正解です。

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03

正解は4です。

保育所の社会的責任については保育所保育指針解説書の総則の中に記載されています。(p21~)

1:×
家庭の状況を最優先して
→子ども一人一人の人格を尊重して

2:×
保育所保育指針解説書の子どもの権利の尊重からの引用(P21~)です。

3:×
保護者の要望などに対し、それを受け容れるよう努めなければならない
→保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めなければならない

5:×
保育所保育指針解説書の中で、保護者支援の中で下記のように記載されています。
「地域の子育て支援に関する資源を積極的に活用するとともに、子育て支援に関する地域の関係機関、団体等との連携及び協力を図ること。」

努力義務ではありますが、義務ではありません。

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