保育士の過去問
平成26年(2014年)
社会的養護 問38

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 社会的養護 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、社会的養護の下にある子どもの「権利擁護」に関する記述である。適切な記述を選びなさい。
  • 社会的養護の施設等では、子どもの気持ちを受け入れつつ、子どもの置かれた状況や今後の支援について説明する。
  • 子どもの意見をくみ上げる仕組みとして、施設に設置された意見箱や、苦情解決責任者、苦情受付担当者、第三者委員等を活用する。
  • 現在入所している子どもや退所した子どもの声を聞き、施設等の運営の改善や施策の推進に反映させていく取り組みが重要である。
  • 被措置児童等虐待の通報制度や、「被措置児童等虐待対応ガイドライン」に基づき、児童養護施設等の職員や里親による虐待の防止を徹底する。

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この過去問の解説 (3件)

01

すべて適切な記述です。
児童の権利擁護については、近年ますます重視されています。保育士試験では2012年児童福祉法改正に合わせて厚生労働省が発表した「児童養護施設運営指針」からの出題が続いています。

参考になった数44

02

1.正しい。「被措置児童等虐待対応ガイドライン」によると子どもの意向や意見を確認し、子ども自らが置かれた状況や今後の支援について理解できていない点があれば再度説明をする、と記載されています。

2.正しい。「被措置児童等虐待対応ガイドライン」によると子どもの意見をくみ上げる仕組みとして説明文のような意見箱の活用や個別に子どもと話す機会を設け子どもが現在おかれている状況に関する意見や疑問に応える、と記載されています。

3.正しい。説明文の通り入所・退所児童の声を聞いて今後の施設運営に反映させていく事が必要です。

4.正しい。「被措置児童等虐待対応ガイドライン」によると職員の子どもに対する対応方法が未熟であったり職員が子供を抱え込むことが要因となり虐待が起こる事があります。職員研修へ参加したりスーパーバイザーによる指導などを実施し職員や里親による虐待防止を徹底することが重要です。

よって選択肢1.2.3.4全て正しい答えとなります。

参考になった数30

03

正解は1,2,3,4です。

1 適切です。
子どもや保護者に対して、養育・支援の内容を正しく理解できるような工夫を行うとともに、子どものそれまでの生活とのつながりを重視し、そこから分離されることに伴う不安を理解し受けとめ、不安の解消を図るようにしています。

2 適切です。
苦情解決の仕組みを確立し、その仕組みを機能させるようにしています。
また、子どもが相談したり意見を述べたりしたい時に相談方法や相談相手を選択できる環境を整備し、子どもに伝えるための取組みを行っています。

3 適切です。

4 適切です。
被措置児童等虐待の事実が明らかになった場合は、都道府県の指導に従い、施設内で検証し第三者の意見を聞くなどして、施設運営の改善を行い、再発防止に努める仕組みになっています。

参考になった数13