保育士の過去問
平成26年(2014年)
児童家庭福祉 問44

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 児童家庭福祉 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の施設名と【Ⅱ群】の説明を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  福祉型障害児入所施設
B  福祉型児童発達支援センター
C  児童自立支援施設
D  情緒障害児短期治療施設
E  母子生活支援施設

【Ⅱ群】
ア  軽度の情緒障害を有する児童を、短期間、入所させ、又は保護者の下から通わせて、その情緒障害を治し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設である。
イ  障害児を入所させて、保護、日常生活の指導及び独立自活に必要な知識技能を付与することを目的とする施設である。
ウ  障害児を日々保護者の下から通わせて、日常生活における基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与又は集団生活への適応のための訓練を提供することを目的とする施設である。
エ  配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設である。
オ  不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、又は保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設である。
  • ( A )イ  ( B )ウ  ( C )オ  ( D )ア  ( E )エ
  • ( A )イ  ( B )ウ  ( C )オ  ( D )エ  ( E )ア
  • ( A )ウ  ( B )イ  ( C )オ  ( D )ア  ( E )エ
  • ( A )ウ  ( B )イ  ( C )オ  ( D )エ  ( E )ア
  • ( A )オ  ( B )ウ  ( C )イ  ( D )ア  ( E )エ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

AとBの違いは、入所施設か通所施設かという点です。
C…児童福祉法改正(1997年)で、それまでの教護院が児童自立支援施設に変更されました。
E…1997年の児童福祉法改正で、「母子寮」が名称・目的共に変更されました。

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02

A、B
 2012年の児童福祉法改正で、それまでの肢体不自由児施設・盲ろうあ児施設・知的障害児施設・知的障害児通園施設・重症心身障害児施設が障害児入所施設・児童発達支援センターに再編されました。それぞれに、福祉サービスを行う「福祉型」と治療を併せて行う「医療型」があります。

C
 1997年の児童福祉法改正で、それまでの教護院の名称が変更され、家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童も対象とするようになりました。

D
 1961年の児童福祉法改正で新設されました。

E 母子生活支援施設
 1997年の児童福祉法改正で、それまでの母子寮が名称とともに目的も変更され、「自立の促進のためにその生活を支援し」として、「保護する」から「保護するとともに、生活を支援する」とされました。さらに、2004(平成16)年の児童福祉法改正では、支援の対象者が退所された利用者の方々にまで拡大しました。

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03

正解は1です。

【Ⅰ群】A 福祉型障害児入所施設の説明は【Ⅱ群】イです。
障害児入所施設には、福祉サービスを行う「福祉型」と、福祉サービスに伴わせて治療を行う「医療型」があります。

【Ⅰ群】B 福祉型児童発達センターの説明は【Ⅱ群】ウです。
児童発達支援センターにも、福祉サービスを行う「福祉型」と、福祉サービスに伴わせて治療を行う「医療型」があります。

【Ⅰ群】C 児童自立支援施設の説明は【Ⅱ群】オです。

【Ⅰ群】D 情緒障害児短期治療施設の説明は【Ⅱ群】アです。
情緒障害児短期治療施設は、2017年より児童心理治療施設に名称が変更されました。

【Ⅰ群】E 母子生活支援施設の説明は【Ⅱ群】エです。

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