保育士の過去問
平成26年(2014年)
社会福祉 問74

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 社会福祉 問74 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
R保育所を利用している3歳児の男児Sちゃんのことばの発達が、他の児より遅れていることに担当保育士が気付いた。カンファレンスを行ったところ、他の保育士にも同様の気付きがあることがわかった。Sちゃんの保護者からは、この件について相談されたことはない。

【設問】
次の文は、保育士としての対応に関する記述である。適切な記述を選びなさい。
  • 保護者から相談されるまでは、対応しない。
  • 送迎時に、Sちゃんの現状を保護者に伝え、家庭での状況を聴き、場合によっては専門機関を紹介する。
  • 保護者には伝えず、専門機関に来所と診断を依頼する。
  • 専門機関の意見を聞かず、自分達なりに考えて言語療法を試みる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 不適切

 複数の保育士が気づき、保育所として問題を把握していながら、保護者からの相談がないことを理由に対処しないのは不適切です。

2 適切

3 不適切

 保護者と情報共有し、必要性について共通の認識に立ったうえで専門機関への依頼を行うことが適切な対応です。

4 不適切

 治療的な関わりが必要と考えられる事案では、専門機関の意見に基づいた対応をすることが適切といえます。

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02

1.誤り。この事例の場合はカンファレンスにおいて複数の保育士による気付きが出ています。このように問題・課題が出ているにもかかわらず保護者から相談されるまで対応しないという答えは誤りです。

2.正しい。送迎時などを利用して状況を聞き取ります。また必要に応じて専門機関を紹介することも必要です。

3.誤り。保護者の同意が必要となります。

4.誤り。必ず専門機関と連携して行います。専門機関の意見を聞かないのは誤りです。専門機関→保育所→家庭が相互に連携をしながら対応をしていきます。

よって2が正解です。

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03

保育士の仕事は保育であり、発達に関して判断をすることは認められません。保護者とのコミュニケーションを積極的にとり、専門機関の紹介は必要な支援です。

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