保育士の過去問
平成26年(2014年)
保育の心理学 問86

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 保育の心理学 問86 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、アタッチメント(愛着)についての記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
( A )によれば、乳幼児は( B )とアタッチメント(愛着)を形成するようになる。養育者に限らず、乳幼児に( C )に関わる人は( B )になり得る。( B )との間に形成されたアタッチメント(愛着)は、他の人との関係性の基盤となる( D )を形成していく。

【語群】
ア  特定の人
イ  エインズワース(Ainsworth, M.D.S.)
ウ  見知らぬ人
エ  ボウルビィ(Bowlby, J.)
オ  応答的
カ  内的ワーキングモデル
キ  個別的
ク  外的ワーキングモデル
  • ( A )イ  ( B )ア  ( C )オ  ( D )カ
  • ( A )イ  ( B )ウ  ( C )オ  ( D )ク
  • ( A )イ  ( B )ウ  ( C )キ  ( D )ク
  • ( A )エ  ( B )ア  ( C )オ  ( D )カ
  • ( A )エ  ( B )ア  ( C )キ  ( D )ク

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この過去問の解説 (3件)

01

 ボウルビィ(1907~1990)は、基本的信頼感はアタッチメント(愛着)が形成されることによってできると提唱しました。アタッチメントとは、特定の人との間に形成される親密な愛情の絆のことです。養育者と乳児との間で情緒的応答的なやりとりの積み重ねによって、アタッチメントが形成され、その関係性から得られる基本的信頼感をもとに他者との安定的な関わりを広げていくことができると考えられています。

( ボウルビィ(Bowlby, J.) )によれば、乳幼児は( 特定の人 )とアタッチメント(愛着)を形成するようになる。養育者に限らず、乳幼児に( 応答的 )に関わる人は( 特定の人 )になり得る。( 特定の人 )との間に形成されたアタッチメント(愛着)は、他の人との関係性の基盤となる( 内的ワーキングモデル )を形成していく。

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02

正解は4です。

( A ボウルビィ )によれば、乳幼児は( B 特定に人 )とアタッチメント(愛着)を形成するようになる。養育者に限らず、乳幼児に( C 応答的 )に関わる人は( B 特定の人 )になり得ます。

愛着形成の過程では、子どものサインに対して応答的なかかわりが重要です。

( B 特定の人 )との間に形成されたアタッチメント(愛着)は、他の人との関係性の基盤となる( D 内的ワーキングモデル )を形成していきます。

「内的ワーキングモデル」は子どもの心のなかに形成された愛着対象のイメージのことをいいます。

イ…エインズワース(Ainsworth, M.D.S.)はストレンジ・シチュエーション法の実験を行った研究者です。

ク…「外的ワーキングモデル」は一般的に使われていません。

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03

1対1で過ごし、保育する中で愛着が形成されていきます。愛着関係がしっかりできている子どもは、それ以降、他者や様々な環境に柔軟に対応していけるようになるといわれています。

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