保育士の過去問
平成26年(2014年)
保育の心理学 問93

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 保育の心理学 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
・3歳児クラスのMちゃんは活発で、友だちが使っているおもちゃに興味をもつと、すぐに自分から近づき手に入れようとすることが多い。そのようなMちゃんに対してMちゃんの母親は、このような積極的な自己主張をさらに発揮するように育っていってほしいと考えている。
・3歳児クラスのRちゃんは活発で、友だちとの遊びではさまざまなアイディアを提案し、自分の考えを主張して友達をリードすることが多い。そのようなRちゃんに対してRちゃんの母親は、もっとおとなしく、もう少し我慢ができるようになってほしいと考えている。

【設問】
MちゃんとRちゃんの母親が考えていることを表す用語として、最も適切な語句を一つ選びなさい。
  • 性役割
  • ホメオスタシス
  • 社会的コンピテンス
  • 時間的展望
  • 発達期待

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この過去問の解説 (3件)

01

1 . 性役割とは、その性別に、社会的に期待されている役割、行動のことです。

2 . ホメオスタシスとは、恒常性、すなわち生命体が生理学的にバランスの取れた状態を保とうとする働きのことです。

3 . 社会的コンピテンスとは, 社会的に是認された方法を用いて効果的な相互交渉を行なう能力です。

4 . 時間的展望とは、「ある一定の時点における個人の心理学的過去及び未来についての見解の総体」、いわゆる「見通し」のことです。

5 . 発達期待とは、行動や対人関係等において、望ましいとされる方向に発達してほしいという期待することです。

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02

「こどもにこうなってほしい」という親の気持ちは様々で、時に対照的なこともありますが常に存在します。成長するにつれ、関わり方で子どもの考え方は変わることを理解しておく必要があります。

このような保護者の思いを「発達期待」といいます。

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03

正解は5です。

1.性役割
その性別に、社会的に期待されている役割のことです。例えば「男の子だから泣かない」です。

2.ホメオスタシス
「生体恒常性」ともいわれ、日々の変化から今の現状や環境をなるべく維持しようという心理です。

3. 社会的コンピテンス
社会的に認められた方法で、効果的な相互交渉を行なう能力です。

4.時間的展望
現在の状況や行動を、過去や未来の事象と関連づけることをいいます。

5.発達期待
周囲の大人が「こうあることが望ましい」「こういう人に育ってほしい」と思うことです。

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