保育士の過去問
平成26年(2014年)
子どもの保健 問106
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問題
保育士試験 平成26年(2014年) 子どもの保健 問106 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、児童虐待のリスク要因に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 虐待にいたる保護者側のリスク要因として、被虐待経験、産後うつ病など精神的に不安定な状況、子どもへの愛着形成が十分行われない場合などがある。
- 虐待にいたる子ども側のリスク要因として、低出生体重児、障害のある子ども、何らかの育てにくさをもっている子どもなどがある。
- 虐待にいたる養育環境のリスク要因として、子ども連れの再婚家庭、親族や地域社会から孤立した家庭、配偶者からの暴力など不安定な状況にある家庭などがある。
- 虐待のリスク要因を発見した場合、保育所は児童相談所に通告しなければならない。
- 保育所は、日常の保育の中で虐待のリスク要因を把握しやすい場であり、児童虐待の予防と早期発見に重要な役割を担っている。
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この過去問の解説 (3件)
01
保育士、教師には虐待に「気づく」義務があります。
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02
虐待のリスク要因を発見した場合、保育所には通告の義務はありません。「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」の1「子どもの健康支援」において「虐待が疑われる場合は、速やかに市町村又は児童相談所に通告し、適切な対応を図ること。」とされています。
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03
1 〇 適切です。
虐待にいたる保護者側のリスク要因として、被虐待経験、産後うつ病など精神的に不安定な状況、子どもへの愛着形成が十分行われない場合などがあります。
2 〇 適切です。
虐待にいたる子ども側のリスク要因として、低出生体重児、障害のある子ども、何らかの育てにくさをもっている子どももいます。
3 〇 適切です。
虐待にいたる養育環境のリスク要因として、子ども連れの再婚家庭、親族や地域社会から孤立した家庭、配偶者からの暴力など不安定な状況にある家庭などがあります。
4 × 不適切です。
2018年の保育所保育指針では
「子どもの心身の状態等を観察し、不適切な養育の兆候が見られる場合には、市町村や関係機関と連携し、児童福祉法第 25 条に基づき、適切な対応を図ること。また、虐待が疑われる場合には、速やかに市町村又は児童相談所に通告し、適切な対応を図ること。」
と、記載があり、通告もしくは相談等の対応が求められます。
5 〇 適切です。
保育所は、日常の保育の中で虐待のリスク要因を把握しやすい場であり、児童虐待の予防と早期発見に重要な役割を担っています。
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