保育士の過去問
平成27年(2015年)
保育原理 問10

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 保育原理 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(3)「保育の環境」の一部として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  保育の環境には、保育士等や子どもなどの人的環境と、施設や遊具などの物的環境があるので、保育所はこれらの個々の環境を活かすように努めること。
B  子ども自らが環境に関わり、また、保育士等の指示に従うことを通して、様々な経験を積んでいくことができるよう配慮すること。
C  子どもの活動が豊かに展開されるよう、地域、家庭、保育所の設備や環境を整え、子どもの安全を第一に努めること。
D  保育室は、温かな親しみとくつろぎの場となるとともに、生き生きと活動できる場となるように配慮すること。
E  子どもが人と関わる力を育てていくため、子ども自らが周囲の子どもや大人と関わっていくことができる環境を整えること。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成27年に出題された設問となります。 参考1   参考2
  • (A)○   (B)○   (C)×   (D)×   (E)×
  • (A)○   (B)×   (C)○   (D)×   (E)○
  • (A)×   (B)○   (C)×   (D)×   (E)○
  • (A)×   (B)×   (C)○   (D)○   (E)○
  • (A)×   (B)×   (C)×   (D)○   (E)○

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この過去問の解説 (3件)

01

指針の改定(平成30年4月1日施行)がありましたが、記載内容に変わりはありません。

A→誤りです。
人的環境・物的環境の他に、「自然や社会の事象」も挙げられています。
「人、物、場などの環境が相互に関連し合い、子どもの生活が豊かなものとなるよう、次の事項に留意しつつ、計画的に環境を構成し、工夫して保育しなければならない」とされています。

B→誤りです。
「保育士の指示に従う」のではなく「自発的に活動し」が正しい文章です。

C→誤りです。
地域や家庭の環境整備には触れられていません。
「保育所の保健的環境や安全の確保などに努めること」とされています。

D→正しいです。
保育室は家庭と同じような「温かな親しみとくつろぎの場」となるように配慮しなければなりません。

E→正しいです。
こちらも子どもたち自身が自発的に関わることが大切です。

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02

保育所保育指針の保育の環境では、「保育の環境には、保育士等や子どもなどの人的環境、施設や遊具などの物的環境、更には自然や社会の事象などがある。 保育所は、こうした人、物、場などの環境が相互に関連し合い、子どもの生活が豊かなものとなるよう、次の事項に留意しつつ、計画的に環境を構成し工夫して保育しなければならない。ア子ども自らが環境に関わり、自発的に活動し、様々な経験を積んでいくことができるよう配慮すること。
イ子どもの活動が豊かに展開されるよう、保育所の設備や環境を整え、保育所の保健的環境や安全の確保などに努めること。ウ保育室は、温かな親しみとくつろぎの場となるとともに、生き生きと活動できる場となるように配慮すること。 エ子どもが人と関わる力を育てていくため、子ども自らが周囲の子どもや大人と関わっていく」としています。
(厚生労働省より引用)
よって、正解は5となります。

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03

Aは自然が抜けています。自然や社会の事象にふれられてません。
Bのように保育士の指示に従うのであれば自主性が身につきません。
環境で大切なのは、人との触れ合いであり、活動の環境です。

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