保育士の過去問
平成27年(2015年)
社会的養護 問37
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問題
保育士試験 平成27年(2015年) 社会的養護 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)に規定されている職員に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。
- 児童養護施設には、児童生活支援員を配置することとされている。
- 医療型児童発達支援センターには、心理療法担当職員を配置することとされている。
- 情緒障害児短期治療施設には、児童発達支援管理責任者を配置することとされている。
- 母子生活支援施設には、少年を指導する職員を配置することとされている。
- 児童遊園等屋外の児童厚生施設には、個別対応職員を配置することとされている。
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この過去問の解説 (3件)
01
児童生活支援員は、児童自立支援施設にて生活の支援を行う者です。
2.×
医療型児童発達支援センターは、上肢・下肢・体幹機能障がいをもつ未就学児が通う施設であり、児童発達支援管理責任者が配置されます。
3.×
児童発達支援管理責任者とは、児童発達支援センターや放課後等デイサービスにおいて、 利用者に対して主に個別支援計画を作成する者です。よって情緒障害児短期治療施設にはいません。
4.正しい
5.×
児童厚生施設には、児童の遊びを指導する者を配置しなければなりません。個別対応職員の配置は、児童養護施設です。
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02
1 不適切です。
児童生活支援員は、児童自立支援施設の職員です。
非行、または非行のおそれのある児童の厚生を促し、社会に適応出来るように自立を援助していきます。合わせて家庭環境の調整や、退所した後の支援もしていきます。
2 不適切です。
心理療法担当職員は、乳児院、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設の職員です。
この5施設に入所している児童、又は母子の状況は、非虐待児やDV被害による心的外傷を伴っている割合の多い事から、配置されています。
3 不適切です。
児童発達支援管理責任者は、障害児入所施設の福祉型・医療型双方と、児童発達支援センターの福祉型・医療型双方の職員です。
施設を利用している児童の個別支援計画を作成し、支援を提供します。2012(平成24)年から配置を義務づけられた職員です。
情緒障害児短期治療施設は、2016(平成28)年、児童福祉法の改正により、児童心理治療施設に変更されました。
4 適切です。
母子生活支援施設に入所する方の半数はDV被害によるものです。心身共にケアをし、自立に向けた支援を行う施設になります。
少年を指導する職員の役割は、母子生活支援施設において、児童の生活や学習、遊び等を指導するものです。母の就労中に学校から帰宅した児童達の指導、進路相談、退所後の相談援助なども役割の一つです。
5 不適切です。
個別対応職員は、2の心理療法担当職員と同じく5施設に配置される職員です。理由も同様で、児童の心のケアに個別に対応していくため、必要とされます。
よって、正解は4となります。
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03
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