保育士の過去問
平成27年(2015年)
児童家庭福祉 問50

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 児童家庭福祉 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」の前文の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

我が国においては、日本国憲法に個人の尊重と法の下の平等がうたわれ、(A)と(B)に向けた取組が行われている。ところが、配偶者からの暴力は、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害であるにもかかわらず、被害者の救済が必ずしも十分に行われてこなかった。また、配偶者からの暴力の被害者は、多くの場合女性であり、経済的自立が困難である女性に対して配偶者が暴力を加えることは、個人の尊厳を害し、(B)の妨げとなっている。
  • (A)人権の擁護    (B)男女平等の実現
  • (A)人権の擁護    (B)社会福祉の推進
  • (A)虐待の防止    (B)社会福祉の推進
  • (A)虐待の防止    (B)民主主義の実現
  • (A)生存権の保障  (B)男女平等の実現

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この過去問の解説 (3件)

01

配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律では、「我が国においては、日本国憲法 に個人の尊重と法の下の平等がうたわれ、人権の擁護と男女平等の実現に向けた取組が行われている。 ところが、配偶者からの暴力は、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害であるにもかかわらず、被害者の救済が必ずしも十分に行われてこなかった。また、配偶者からの暴力の被害者は、多くの場合女性であり、 経済的自立が困難である女性に対して配偶者が暴力を加えることは、個人の尊厳を害し、男女平等の実現の妨げとなっている。」とあります。
組み合わせより正解は「1」です。

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02

DVが問題になっていますが、子どもも大人も全て人権で守られているので、暴力があってはいけません。

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03

正解は1です。

 問題文の法律は、2001(平成13)年に制定され「DV防止法」ともいいます。それでは、A・Bの説明をします。

A=人権の擁護
 日本国憲法では、基本的人権の尊重を基本原理の一つとしています。そのため、人権侵害であるDVを防止するために選ばれる言葉は「人権の擁護」となります。

B=男女平等の実現
 近年、DV被害者は増加傾向にありました。被害者の多くは女性です。それは、日本国憲法では男女平等を掲げているにもかかわらず、その実現はなされていない事を指します。そのため、選ばれる言葉は「男女平等の実現」となります。

よって、正解は1となります。

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