保育士の過去問
平成27年（2015年）
子どもの食と栄養 問121

正解 4

A × 乳児期のたんぱく質の食事摂取基準は、0 ~ 5 ( 月 )、6 ~ 8 ( 月 )、9 ~11(月)の3区分です。

B ◯ 1〜2歳のカルシウムの推奨量（mg/日）は、男性が450mg、女性は400mgで、男性の方が多いです。

C × 鉄の耐容上限量は男女共に示されています。

D × 3〜5歳の推定エネルギー必要量（kcal/日）は、男性の方が多いです。

正解は4です。
2020年度版の「日本人の食事摂取基準」と合わせてみていきます。

A　×
　0～5ヶ月、6ヶ月～8ヶ月、9ヶ月～11ヶ月の3区分となっています。離乳食の始まりからたんぱく質の摂取量は徐々に増えるので目安として3区分となっています。

B　○
　男児は女児よりやや大きな体格なので推奨量もやや多いです。

C　×
　体重増加量の低下を引き起こす恐れなど、過剰摂取による鉄中毒を防ぐため、男女共に耐容上限量は示されています。

D　×
　男児、女児の体格差により男児はやや多い数値となります。男児1300㎉、女児1250㎉と、2020年度版でも数値は同様です。

正解は４です。

A 乳児期のたんぱく質の食事摂取基準は、生後 0～5 か月、6～8 か月、9～11 か月の3区分に分けられています。

B 適切です。１～２歳児のカルシウムの推奨量（mg/日）は、男性で450mg、女性で400mgと男性の方が多いです。

C １～２歳は男性25mg、女性20mg、３～５歳は男性２５mg、女性25mgと、鉄の耐容上限量は男女共に示されています。

D 推定エネルギー必要量（kcal/日）は、3～5（歳）では、男性1300kcal、女性1250kcalと、男性の方が多いです。

正解は、「 4 .（A）× （B）○ （C）× （D）×」です。

A × たんぱく質の食事摂取基準は、乳児期では、0～5（月）、6～ 8（月）9～11（月）の3区分で示されます。

B 〇 カルシウムの推奨量（mg/日）は、1～2（歳）では、男性のほうが女性よりも多いです。

C × 鉄は、1～2（歳）および3～5（歳）の年齢区分において、男性女性とも耐容上限量が示されています。
1～2（歳）男性25mg　女性20mg
3～5（歳）男性25mg　女性25mg

D× 推定エネルギー必要量（kcal/日）は、3～5（歳）では、男性1300kcal、 女性1250kcalとなっています。