保育士の過去問
平成27年(2015年)
子どもの食と栄養 問124

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 子どもの食と栄養 問124 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ミネラル(無機質)の生理作用に関する記述である。【Ⅰ群】の物質と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  ナトリウム(Na)
B  カリウム(K)
C  カルシウム(Ca)
D  鉄(Fe)
E  亜鉛(Zn)

【Ⅱ群】
ア  ヘモグロビンの成分であり、欠乏すると貧血の原因となる。
イ  神経や筋肉の興奮伝導に関与する。野菜や豆類などに多く含まれる。
ウ  多くの酵素の構成成分であり、欠乏の症状の一つに味覚障害がある。
エ  骨の成分であり、筋肉の収縮にも関与する。
オ  体液の浸透圧、酸・塩基平衡の調節に関与する。通常の食事をしていれば不足することはない。
  • (A)ア   (B)ウ   (C)イ   (D)エ   (E)オ
  • (A)イ   (B)オ   (C)エ   (D)ア   (E)ウ
  • (A)イ   (B)オ   (C)エ   (D)ウ   (E)ア
  • (A)オ   (B)イ   (C)エ   (D)ア   (E)ウ
  • (A)オ   (B)ウ   (C)エ   (D)イ   (E)ア

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この過去問の解説 (4件)

01

正解 4

II群の説明文より、

ア ヘモグロビンの成分で、欠乏すると貧血の原因となるのは鉄分です。

イ 野菜や豆類に多く含まれて、神経や筋肉の興奮伝導に関わるミネラルはカリウムです。

ウ 酵素の構成成分で、欠乏症状のして味覚障害が出るのは亜鉛です。

エ 骨の成分で、筋肉の収縮にも関係しているのはカルシウムです。

オ 体の体液の浸透圧、酸・塩基平衡の調節に関わるミネラルはナトリウムです。

以上より、
Aはオ
Bはイ
Cはエ
Dはア
Eはウ

となります。

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02

正解は4です。

A ナトリウム(Na)=オ
 体液の浸透圧の代表的な成分はナトリウムです。ナトリウムは塩や醤油、味噌など料理に欠かせない成分なので、過剰摂取にはなりやすくても不足する事は少ないです。

B カリウム(K)=イ
 カリウムも体液の浸透圧に関わりのある成分です。更に神経の伝達に欠かせず、不足すると筋力の低下などを引き起こします。果物や野菜などに多く含まれます。

C カルシウム(Ca)=エ
 成長期に不足すると、くる病(骨の発達障害)を引き起こす恐れもあります。乳製品、小魚、緑黄色野菜などに多く含まれます。

D 鉄(Fe)=ア
 血中の酸素を筋肉へ運びます。ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率は高くなります。
 不足すると貧血になりやすい成分といえば鉄であり、他には銅もあります。鉄は、レバーや小松菜、納豆などに含まれます。

E 亜鉛(Zn)=ウ
 不足すると味覚障害になるのは亜鉛のみです。牡蠣や卵、ナッツ類に多く含まれます。

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03

正解は4です。

A オ(ナトリウム)・・・体の体液の浸透圧、酸・塩基平衡の調節に関わります。

B イ(カリウム)・・・野菜や豆類に多く含まれて、神経や筋肉の興奮伝導に関わります。

C エ(カルシウム)・・・骨の成分であり、筋肉の収縮にも関与します。

D ア(鉄)・・・ヘモグロビンの成分で、欠乏すると貧血の原因となります。

E ウ(亜鉛)・・・多くの酵素の構成成分であり、欠乏の症状の一つに味覚障害があります。


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04

正解は、「4 .(A)オ (B)イ (C)エ (D)ア (E)ウ」です。


D 鉄(Fe)
ア ヘモグロビンの成分であり、欠乏すると貧血の原因となる。

B カリウム(K)
イ 神経や筋肉の興奮伝導に関与する。野菜や豆類などに多く含まれる。

E 亜鉛(Zn)
ウ 多くの酵素の構成成分であり、欠乏の症状の一つに味覚障害がある。

C カルシウム(Ca)
エ 骨の成分であり、筋肉の収縮にも関与する。

A ナトリウム(Na)
オ 体液の浸透圧、酸・塩基平衡の調節に関与する。通常の食事をしていれば不足することはない。

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