保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
保育原理 問11
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 保育原理 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
次の表は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」及び第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」の一部から作成したものである。表中のA~Eにあてはまるア~オの記述の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ア 仲間とともに活発に遊ぶ。言葉により共通のイメージを持って遊んだり、目的に向かって集団で行動することが増える。さらに、遊びを発展させ、楽しむために、自分たちで決まりを作ったりする。
イ 一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。
ウ 友達との関わりが多くなるが、実際には、同じ場所で同じような遊びをそれぞれが楽しんでいる平行遊びであることが多い。
エ 情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと。
オ 身近な大人に甘え、気持ちを休めることもあるが、様々な経験を通して自立心が一層高まっていく。
ア 仲間とともに活発に遊ぶ。言葉により共通のイメージを持って遊んだり、目的に向かって集団で行動することが増える。さらに、遊びを発展させ、楽しむために、自分たちで決まりを作ったりする。
イ 一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。
ウ 友達との関わりが多くなるが、実際には、同じ場所で同じような遊びをそれぞれが楽しんでいる平行遊びであることが多い。
エ 情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと。
オ 身近な大人に甘え、気持ちを休めることもあるが、様々な経験を通して自立心が一層高まっていく。
- (A)イ (B)エ(C)ウ(D)ア(E)オ
- (A)イ (B)エ(C)ウ(D)オ(E)ア
- (A)イ (B)エ(C)オ(D)ウ(E)ア
- (A)エ (B)イ(C)ウ(D)オ(E)ア
- (A)エ (B)イ(C)オ(D)ウ(E)ア
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
基本的な子どもの発達過程を理解していれば、正解を導くことができます。
設問にあった発達過程についてのポイントは、以下の通りです。
〇おおむね6か月~1歳3ヶ月未満
特定の保育士が応答的に関わることで、情緒的な絆が形成されます。
それを安全基地として、さまざまなことへの探索活動が活発になり、発達が促されていきます。
〇おおむね2歳
情緒の安定が、子どもの自発的な活動を促していきます。
自己主張が強くなり、語彙が増え、言葉で表現しようとします。
大人と一緒に簡単なごっこ遊びを楽しむことができます。
〇おおむね3歳
食事や排泄、衣服の着脱などがほぼ自立できるようになります。
友達との関わりが多くなりますが、実際には、同じ場所で同じような遊びをそれぞれが楽しんでいる平行遊びであることが多くあります。
〇おおむね5歳
運動機能が伸び、仲間とともに活発に遊びます。
目的に向かって集団で行動したり、遊びを発展させるために自分たちで決まりを作ったりできるようになります。
〇おおむね6歳
予想や見通しを立てる力が育ち、心身共に自信が高まっていきます。
仲間の意思を大切にしようとし、満足するまで活動に取り組みます。
身近な大人に甘えるときもありますが、様々な経験を通して自立心が一層高まっていきます。
参考になった数16
この解説の修正を提案する
02
A 乳児保育の配慮事項になります。保育所保育指針では第3章に「一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。」という記述があります。よってAの答えは(イ)になります。
B 3歳未満児の配慮事項になります。保育所保育指針第3章に「情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと。 」という記述があります。よってBの答えは(エ)になります。
C 保育所保育指針の第2章におおむね3歳の時期の遊びの多くは場を共有しながらそれぞれが独立して遊ぶ、いわゆる平行遊びであることが記載されています。よってCの答えは(ウ)です。
D 保育所保育指針の第2章におおむね5歳は「言葉によって共通のイメージを持って遊んだり、目的に向かって集団で行動することが増える。さらに、遊びを発展させ、楽しむために、自分たちで決まりを作ったりする。」との記述があります。よってDの答えは(ア)です。
E 保育所保育指針第2章におおむね6歳は「身近な大人に甘え、気持ちを休めることもあるが、様々な経験を通して自立心が一層高まっていく。」という記述があります。よってEの答えは(オ)です。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
03
子どもの発達の特性を整理しておきましょう。
A ィ おおむね6か月~1歳3ヶ月未満
特定の大人との応答的な関わりにより、情緒的な絆が深まります。
B エ おおむね2歳
情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していきます。
C ウ おおむね3歳
大人の行動や日常生活において経験したことをごっこ遊びも取り入れたり、象徴機能や観察力を発揮して遊びの内容に発展性が見られるようになります。
D ア おおむね5歳
自分なりに考えて判断したり、批判する力が生まれます。
E オ おおむね6歳
思考力や認識力も高まり、自然事象や社会事象、文字などへの興味や関心も深まります。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問10)へ
平成28年(2016年)前期問題一覧
次の問題(問12)へ