保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
保育原理 問17

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 保育原理 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の(3)「保育の実施に関わる配慮事項」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

・ 乳児は疾病への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、一人一人の発育及び( A )や健康状態についての適切な判断に基づく保健的な対応を行うこと。
・ 乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、第3章に示す事項を踏まえ、適切に対応すること。( B )等が配置されている場合は、その専門性を生かした対応を図ること。
・ 保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの( C )に応じ、保護者への支援に努めていくこと。
・ 担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの( D )や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。

※ <改題>
「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 これに伴い元となる設問文を一部改題し、現行法に沿う形に修正しました。この設問は平成28年に出題された設問となります。
<参考>

  • (A)発達状態   (B)保健師及び臨床心理士  (C)相談  (D)生育歴
  • (A)発達状態   (B)栄養士及び看護師      (C)相談  (D)生育歴

  • (A)発達過程   (B)看護師及び臨床心理士  (C)要望  (D)経験
  • (A)発達過程   (B)栄養士及び保健師      (C)要望  (D)生育歴
  • (A)発達過程   (B)栄養士及び社会福祉士  (C)相談  (D)生育歴

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の(3)「保育の実施に関わる配慮事項」に記述されている通りとなります。

各選択肢については、以下の通りです。

(A)発育及び【発達状態】や健康状態
文脈からすると、「発達過程」よりも「発達状態」が適切です。発達過程とは、おおむね6か月未満、おおむね6か月から1歳3か月未満など、8つの区分としてとらえられるものです。

(B)【栄養士及び看護士】等が配置されている場合、乳児を保育する施設は保育所や乳児院があります。
「児童福祉施設最低基準」の人員配置基準から抜粋すると、

〇保育所は、
保育士、嘱託医、調理員(調理業務の全部を委託する施設は、調理員を置かないことができる。)
 

〇乳幼児10人以上を入所させる乳児院では、小児科の診療に相当の経験を有する医師又は嘱託医、看護師、個別対応職員、家庭支援専門相談員、栄養士、調理員(調理業務の全部を委託する施設は、調理員を置かないことができる。)対象者10人以上に心理療法を行う場合は、心理療法担当職員

〇乳幼児10人未満を入所させる乳児院では、嘱託医、看護師(最低7人配置(1人を除き、保育士又は児童指導員で代替可能))、家庭支援専門相談員、調理員又はこれに代わるべき者とあります。これらから、二つの組み合わせとしては「栄養士」や「看護士」が適切です。

(C)保護者からの【相談】に応じ「要望」だけでなく、さまざまな「相談」に応じていく必要があります。

(D)子どものそれまでの【生育歴】や発達過程に留意
「生育歴」と「経験」はほぼ同意義と捉えられますが、今回の保育所保育指針の項目では、「生育歴」と記されています。

選択肢2.

(A)発達状態   (B)栄養士及び看護師      (C)相談  (D)生育歴

正解です。

参考になった数10

02

以下に解説します。

選択肢2.

(A)発達状態   (B)栄養士及び看護師      (C)相談  (D)生育歴

正解です。

以下が正しい文章になります。

・ 乳児は疾病への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、一人一人の発育及び( A 発達状態)や健康状態についての適切な判断に基づく保健的な対応を行うこと。

・ 乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、第3章に示す事項を踏まえ、適切に対応すること。( B 栄養士及び看護師 )等が配置されている場合は、その専門性を生かした対応を図ること。

・ 保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの( C 相談)に応じ、保護者への支援に努めていくこと。

・ 担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの( D 生育歴 )や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。

参考になった数4

03

以下に解説します。

選択肢2.

(A)発達状態   (B)栄養士及び看護師      (C)相談  (D)生育歴

正解です。

 

A 「保育所保育指針」第2章保育の内容 (3)「保育の実施に関わる配慮事項」 アの記述です。
B 同ウの記述です。

C 同エの記述です。
D 同オの記述です。

 

参考:https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00010450&dataType=0&pageNo=1

参考になった数0