保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
児童家庭福祉 問40

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 児童家庭福祉 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  地域の子育て支援に関する資源を積極的に活用することとされている。
B  保護者に対する支援を行うにあたっては、子どもの最善の利益を考慮することが求められている。
C  保護者とともに、子どもの成長の喜びを共有することとされている。
D  保護者に育児不安等が見られる場合には、保護者の希望に応じて個別の支援を行うよう努めることとされている。
E  保育所における保護者支援は、子どもの保育との密接な関連の中で、様々な機会を活用して行うこととされている。
※「保育所保育指針」は、平成30年(2018年)4月1日に改定、施行されました。参考資料 この設問は、平成27年(2015年)に出題された設問となります。
  • (A)○  (B)○  (C)○  (D)○  (E)○
  • (A)○  (B)×  (C)○  (D)×  (E)○
  • (A)○  (B)×  (C)×  (D)○  (E)×
  • (A)×  (B)○  (C)○  (D)×  (E)×
  • (A)×  (B)×  (C)×  (D)○  (E)○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

保護者への子育て支援は、家庭や保育所での様子を伝え合い相互理解を図ることが大切です。
保育所の専門性を生かしたり関係機関と連携したりして、すべての子どもが健やかな育ちができるように援助します。

各記述については、以下の通りです。


A.
子育て支援に関する地域の機関や人材と、積極的に連携を図るように努めます。【○】

B.
保育所の役割である、子どもの最善の利益を考慮しその福祉を積極的に増進するということを念頭に置き、
子どもの幸せや成長のことを中心に考えた保護者支援を行っていきます。【○】

C.
保育士等の専門性や保育所の特性を生かして、保護者が子どもの成長に気づき、喜びを共有できるようにします。【○】

D.
どのようなことに不安なのか保護者の話を聞きます。
子どもの発達や障害のこと、栄養のこと、病気のことなど、関係機関と連携して不安が解消できるようにします。【○】

E.
日常の保育に関連したさまざまな機会を活用して、子どもの様子を丁寧に伝えたり保育所保育の意図を説明したりして、相互理解を図ります。【○】

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02

平成30年(2018年)の改定により、第4章「子育て支援」に記載場所が変わっています。
文章の表現も少し変わっていますので、一度目を通しておきましょう。

A→正しいです。
地域に開かれた子育て支援をすることが大切です。

B→正しいです。
子どもの利益に反しない限りにおいて、保護者や子どものプライバシーを保護し、秘密を保持しなければなりません。

C→正しいです。
「保育士等の専門性や、子供が常に存在する環境など、保育所の特性を生かし、保護者が子どもの成長に気付き子育ての喜びを感じられるように努めること」と記載されています。

D→正しいです。
不適切な療育等が疑われる場合には、市町村や関係機関と連携し、適切な対応を図りましょう。

E→正しいです。
「日常の保育に関連した様々な機会を活用し子どもの日々の様子の伝達や収集、保育所保育の意図の説明などを通じて、保護者との相互理解を図るよう努めること。」と記載されています。

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03

正解は1です。
「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」によるとこのように定義されています。

A 市町村の支援を得て、地域の関係機関、団体等との積極的な連携及び協力を図るとともに、子育て支援に関わる地域の人材の積極的な活用を図るよう努めること。

B 子どもの最善の利益を考慮し、子どもの福祉を重視すること。


C 保護者に対し、保育所における子どもの様子や日々の保育の意図など
を説明し、保護者との相互理解を図るよう努めること。

D 保護者に育児不安等が見られる場合には、保護者の希望に応じて、個別の支援を行うよう努めること。

E 保育所に入所している子どもの保護者に対する支援は、子どもの保育との密接な関連の中で、子どもの送迎時の対応、相談や助言、連絡や通信、会合や行事など様々な機会を活用して行うこと。

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