保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
子どもの保健 問110
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問110 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、チック障害に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 突発的、急速、反復性、非律動性、常同的な運動あるいは発声であると定義される。
B チックはストレスによって発症するため、器質的な障害は持っていない。
C チック障害は、女児に多くみられる。
D 単純運動チックでは目のチックが、単純音声チックでは咳払いが代表的な症状である。
A 突発的、急速、反復性、非律動性、常同的な運動あるいは発声であると定義される。
B チックはストレスによって発症するため、器質的な障害は持っていない。
C チック障害は、女児に多くみられる。
D 単純運動チックでは目のチックが、単純音声チックでは咳払いが代表的な症状である。
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この過去問の解説 (3件)
01
原因としては複数の遺伝子と環境要因とが関係するとされ、家庭環境やストレスなど影響することがありますが、根本的原因とはされません。
A:○ 記述のとおりです。
非律動性とは、不規則的なことをいいます。
常同的とは見た感じ無目的に同じ行動を繰り返すことをといい、道場行動には体を揺らしたり、奇声を上げるなどがあげられます。
B:× 先に述べたように、一概にストレスによって発症するとは言えません。
C:× 先に述べたように、男児に多くみられます。
D:○ 記述のとおりです。
運動チックと音声チックには、それぞれ単純型と複雑型があり、単純チックの代表的な症状は問題文のとおりです。
複雑チックの代表的な症状について、複雑運動チックは、拍手やジャンプなどより複雑な日常的な動作、複雑音声チックは、わいせつな言葉を使ったり特定の単語を繰り返したりなどがあげられます。
よって正解は 3 です。
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02
A 〇 適切です。
チックは、突発的、急速、反復性、非律動性、常同的な運動あるいは発声であると定義されます。
B × 不適切です。
チックはストレスではなく、脳神経系のドパミン系の機能異常が関与した疾患です。
C × 不適切です。
女児よりも男児に多くみられる疾患です。
D 〇 適切です。
単純運動チックでは目のチックが、単純音声チックでは咳払いが代表的な症状です。
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03
A 適切です。突発的、急速、反復性、非律動性、常同的な運動あるいは発声であると定義されています。
B チックはストレスが関与するとも言われていますが、根本的原因とはされていないので、問題文は不適切な記述となります。
C チックは女児よりも男児に多く見られると言われています。
D 適切です。単純運動チックでは目のチックが、単純音声チックでは咳払いが代表的な症状として見られます。
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