保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
子どもの保健 問111

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問111 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、反応性愛着障害についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  この障害の特徴的な行動の一つは、大人に対する恐れと過度の警戒である。
B  この障害は、高校生でも発症する。
C  この障害の子どもには、特定の愛着対象が見いだしにくい。
D  この障害は、親のひどい無視、虐待や深刻な養育過誤の結果として起こりうる。
E  この障害は、乳幼児のおよそ20人に1人の割合で見いだせる。

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この過去問の解説 (3件)

01

反応性愛着障害とは、人に視線をそらしながら近づく、抱かれていても視線を合わせない、近づいたり逃げたり逆らったりする、というような普通ではみられない著しく不安定で複雑な行動を表す愛着障害の1つです。
子どもにおいては、素直に大人に甘えたり、頼ったりできないことが基本的特徴として現れます。
原因としては、深刻なネグレクトや養育環境の悪さが考えられています。

A:○ 記述のとおりです。

B:× 愛着関係を形成できる段階の9ヶ月~5歳以前に形成された養育者との異常な関係から発症すると考えられます。

C:○ 記述のとおりです。

D:○ 記述のとおりです。

E:× 発症率は明らかではありませんが、10%以下だと推測されています。

よって正解は 2 です。

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02

正解は2です。

A 〇 適切です。
反応性愛着障害の特徴的な行動の一つは、大人に対する恐れと過度の警戒です。

B × 不適切です。
高校生ではなく、5歳以前に発症します。

C 〇 適切です。
反応性愛着障害の子どもには、特定の愛着対象が見いだしにくいです。

D 〇 適切です。
反応性愛着障害は、親のひどい無視、虐待や深刻な養育過誤の結果として起こる可能性があります。

E × 不適切です。
20人に1人、発症率5%という該当データはありません。

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03

正解は2です。

A 適切です。

B 反応性愛着障害は5歳以前に特定の養育者との愛着形成ができなかったことにより発症します。

C 適切です。

D 適切です。

E 反応性愛着障害は、発症率が明らかになっていません。

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