保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
子どもの保健 問115

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問115 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、保育における子どもの体調不良や事故、およびその対応についての記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。
  • 散歩等保育中の外出時には、かぜ薬、消毒薬、抗ヒスタミン軟膏、タオル、ポリ袋を入れたバッグが必携である。
  • 飲食物以外のものを誤って飲み込んでしまうことを誤嚥という。
  • 嘱託医は、定期健康診断を行うほか、保育所全体の健康管理の指導を行う。
  • 脱水症状が重くなると、顔色は蒼白になり、手足は熱くなり、機嫌は悪く、ぐったりする。
  • チアノーゼでは顔が紫色になるが、これは一時的に頭部に行く血流が減少したためである。

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この過去問の解説 (3件)

01

A:× 保育士の判断で勝手に薬をのましてはいけないため、風邪薬は必要ありません。また、一般的な消毒薬や抗ヒスタミン軟膏も使用せず、傷口を流水であらうなどの対応をとる場合もあります。これは食物アレルギーと同じように、薬アレルギーも100%起こらないとは言えないためです。

B:×  飲食物以外のものを誤って飲み込んでしまうことは、誤飲といいます。
誤嚥とは、食べたり飲んだりしようとしたときに、飲食物が誤って食道ではなく気管に入ってしまうことです。

C:○ 記述のとおりです。

D:× 脱水症状が重くなると、手足はひんやりします。顔色が悪くなる、呼吸が早くなる、唇が乾燥するなどの症状も起きます。

E:× チアノーゼとは、血液中の酸素が不足して、皮膚や粘膜が紫色になることを言います。プールから上がった時に唇が紫色になっているのも、チアノーゼの症状です。

よって正解は 3 です。

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02

正解は3です。

1 医師から処方され、保護者から投薬をお願いされた薬以外、子どもに風邪薬を飲ますことはしてはいけないので、散歩時にかぜ薬は必要ありません。

2 飲食物以外のものを誤って飲み込んでしまうことを「誤飲」と言います。「誤嚥」とは、食べ物を飲み込もうとした時に誤って食道以外の気管に入ってしまうことを言います。

3 適切です。嘱託医は定期健康診断を行うほか、保育所全体の健康管理の指導を行います。

4 脱水症状が重くなると、顔色は蒼白になり、機嫌は悪く、ぐったりするなどの症状が見られます。また手足は熱くなるのではなく「冷えて」きます。

5 チアノーゼとは、血液中の酸素が不足したために、皮膚や粘膜が紫色に変色した状態を言います。

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03

正解は3です。

1 × 不適切です。
散歩保育など外出時に、かぜ薬、消毒薬、抗ヒスタミン軟膏が必ず必要とはいえないため不適切です。

2 × 不適切です。
飲食物以外のものを誤って飲み込んでしまうのは、誤飲です。誤嚥(ごえん)とは、食物などが、なんらかの理由で、誤って喉頭と気管に入ってしまう状態のことをいいます。

3 〇 適切です。
「保育所における感染症ガイドライン」に記載されています。

4 × 不適切です。
脱水症状が重くなると、手足は熱くではなく、冷たくなります。

5 × 不適切です。
チアノーゼの原因は、一時的に頭部に行く血流が減少したためではなく、血液中の酸素欠乏のことをいいます。

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