保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
社会的養護 問39
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会的養護 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)に基づく、ある施設種別の状況である。この内容に該当する施設種別として正しいものを一つ選びなさい。
・「就学状況」は、「中学校」が約80%である。
・「心身の状況」の「障害等あり」のうち、「ADHD」が約15%である。
・「学業の状況」で「遅れがある」が約60%である。
・「養護問題発生理由」で一般的に「虐待」とされるものが約40%である。
・「児童の今後の見通し」では「保護者のもとへ復帰」が約60%である。
・「就学状況」は、「中学校」が約80%である。
・「心身の状況」の「障害等あり」のうち、「ADHD」が約15%である。
・「学業の状況」で「遅れがある」が約60%である。
・「養護問題発生理由」で一般的に「虐待」とされるものが約40%である。
・「児童の今後の見通し」では「保護者のもとへ復帰」が約60%である。
- 情緒障害児短期治療施設
- 児童発達支援センター
- 児童養護施設
- 児童厚生施設
- 児童自立支援施設
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この過去問の解説 (4件)
01
2 . 児童発達支援センターとは、障害のある児童を保護者の下から通わせて、それぞれのニーズに合わせた支援を行う施設です。
3 . 児童養護施設とは、保護者のいない児童や虐待されている児童など、その他養護を必要とする児童を入所させて、養護する施設です。
4 . 児童厚生施設には、児童館、児童遊園があります。
5 . 児童自立支援施設とは、不良行為をなしたりその恐れのある児童を入所させたり保護者のもとから通わせたりして、自立を支援する施設です。
回答のポイントは、
・「就学状況」は、「中学校」が約80%である。
という記述です。
年齢層が高めなことが1番分かりやすいです。
・「学業の状況」で「遅れがある」が約60%である。
という記述で、遅れの割合が全児童福祉施設の中で1番高いのも児童自立支援施設にかかる児童の特徴です。
よって正解は 5 . 児童自立支援施設 です。
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02
問題文は「児童自立支援施設」についての記述です。
・就学状況→児童の就学状況ですが、入所児童の年長年齢が810人中660人が中学3年生ということで全体の約80%を占めています。
・心身の状況→入所児童の抱える障害で「ADHD」が一番多いのが児童自立支援施設で全体の約15%を占めています。
・学業の状況→児童自立支援施設に入所している児童の学業の状況としては約60%が学習に遅れがあるという結果が出ています。
・養護問題発生理由→児童自立支援施設に入所している児童の約40%が虐待経験ありとの結果が出ています。
・児童の今後の見通し→児童自立支援施設に入所している児童の今後の見通しとしては約60%の児童が保護者の元に復帰するという結果が出ています。次いで多いのが「自立まで現在のまま養育していく」です。
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03
児童自立支援施設とは、不良行為をなし、またはなす恐れのある児童(18歳未満)を入院させ、教護するための福祉施設です。
就学状況が「中学校」であること、今後は「保護者のもとへ復帰」という入所型施設であること、以上の2つの条件に当てはまるのは児童自立支援施設です。
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04
「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)によると
・中学校へ就学している児童は1345人で80・5%です。
・「障害あり」の児童は780人で46.7%で、そのうちADHDは15.3%です。
・「遅れがある」児童は991人で59.3%です。
・「養護問題発生理由」は一般的に虐待とされる「放任・怠惰」「虐待・酷使」「棄児」「養育拒否」を合計すると41.7%です。
・「児童の今後の見通し」では「保護者のもとへ復帰」が59.7%です。
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