保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
児童家庭福祉 問55

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 児童家庭福祉 問55 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、社会的養護に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  児童の代替的養護に関して、国連では「児童の代替的養護に関する指針」が採択され「幼い児童、特に3歳未満の児童の代替的養護は家庭を基本とした環境で提供されるべきである」とされている。
B  平成25年の「児童養護施設入所児童等調査結果」によると、乳児院や児童養護施設などの施設での養護が約4割で、里親やファミリーホームでの養護が約6割となっている。
C  平成25年の「児童養護施設入所児童等調査結果」によると、養護問題発生理由として最も多いのは児童養護施設、里親ともに「父・母の虐待・放任」となっている。
D  平成25年の「児童養護施設入所児童等調査結果」によると、被虐待経験のある児童の割合は、情緒障害児短期治療施設で約7割、児童自立支援施設で約6割、乳児院で約3割5分、里親で約3割となっている。

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この過去問の解説 (4件)

01

A:○ 記述のとおりです。
年齢が低いほど、さらに家庭的な環境の重要性が高まるといえます。

B:× 乳児院や児童養護施設などの施設での養護の方が、圧倒的に多いです。里親やファミリーホームでの養護はその8分の1程度です。

C:○ 記述のとおりです。
母親の精神疾患が原因であることも多いです。

D:○ 記述のとおりです。
虐待は心の傷を残すだけではなく、子どもの発達に大きな影響を及ぼします。

よって正解は 3 です。

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02

正解は3です。

A 適切な記述です。「幼い児童、特に3歳未満の児童の代替的養護は家庭を基本とした環境で提供されるべきである。」と「児童の代替的養護に関する指針」に記載されています。

B 「児童養護施設入所児童等調査結果」によると、乳児院や児童養護施設などの施設での養護の方が里親やファミリーホームでの養護よりも高い割合で多いです。

C 適切な記述です。平成25年の「児童養護施設入所児童等調査結果」によると、養護問題発生理由として最も多いのは児童養護施設、里親ともに「父・母の虐待・放任」です。

D 適切な記述です。平成25年の「児童養護施設入所児童等調査結果」によると、被虐待経験のある児童の割合は、情緒障害児短期治療施設で約7割、児童自立支援施設で約6割、乳児院で約3割5分、里親で約3割となっています。

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03

A 

記述の通りです。
低年齢になるほど、家庭的保育が求められます。

B 
×
乳児院や児童養護施設などの施設での養護の割合のほうが高いです。


C  

記述の通りです。
乳児院では「母の精神疾患等」が多いのが特徴です。

D 

記述の通りです。
乳児院と里親委託時以外は、50%を超える子どもに虐待経験があります。

以上のことから、正解は 3 です。

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04

正解は3です。

A ○ 適切です。
「児童の代替的養護に関する指針」Ⅱ「一般原則及び展望」B「代替的養護」22に記載されています。

B × 不適切です。
乳児院や児童養護施設などの施設での養護の割合のほうが里親やファミリーホームでの養護の割合よりも高くなっています。

C ○ 適切です。

D ○ 適切です。



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