保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
社会福祉 問75

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会福祉 問75 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」(障害者虐待防止法)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  障害者を雇用する者から虐待を受けた障害者は、その旨を都道府県に届け出ることができる。
B  施設内での虐待を発見した職員には、市町村への通報義務は無い。
C  保育所等に通う障害者に対する虐待の防止についても定めている。
D  市町村は、養護者による虐待を受けている障害者について、一時的に保護することができる。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )×
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )○  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )○

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この過去問の解説 (3件)

01

A ○ 
記述の通りです。
通報先は「市町村又は都道府県」です(22条1項)。
なお、市町村が通報を受けた場合は、都道府県に通知され、都道府県は、虐待の通報を受けた場合や市町村から通知を受けたときは、都道府県労働局に報告をします。

B × 
障害者福祉施設従事者等による障害者虐待にも、通報義務が課されています。

C ○
記述の通りです。その他、学校、病院における虐待の防止についても定めています。

D ○
記述の通りです。
障害者虐待が発生した場合、通報等を受けた市区町村等は、虐待の事実確認や障害者の保護等を行います

以上のことから、正解は 3 です。

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02

Aの記述は適切○です。
「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」の第二十二条には下記の記述があります。
『使用者による障害者虐待を受けたと思われる障害者を発見した者は、速やか に、これを市町村又は都道府県に通報しなければならない。使用者による障害者虐待を受けた障害者は、その旨を市町村又は都道府県に届け出る ことができる。』

Bの記述は不適切×です。
「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」の第十六条には下記の記述があります。
『障害者福祉施設従事者等による障害者虐待を受けたと思われる障害者を発見し た者は、速やかに、これを市町村に通報しなければならない。』

Cの記述は適切○です。
「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」の第三十条には、保育所等に通う障害者に対する虐待の防止についての記述があります。

Dの記述は適切○です。
「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」の第九条の2には下記の記述があります。
『市町村は、第七条第一項の規定による通報又は前項に規定する届出があった場合には、 当該通報又は届出に係る障害者に対する養護者による障害者虐待の防止及び当該障害者の 保護が図られるよう、養護者による障害者虐待により生命又は身体に重大な危険が生じて いるおそれがあると認められる障害者を一時的に保護するため迅速に当該市町村の設置す る障害者支援施設又は障害者自立支援法第五条第六項の厚生労働省令で定める施設に入所させる等、適切に、身体障害者福祉法第十八条第一項若しくは第二項又は知的障害者福祉法十五条の四若しくは第十六条第一項第二号の規定による措置を講ずるものとする。』

よって正解の組み合わせは3となります。

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03

正解は3です。

A 適切です。「使用者による障害者虐待を受けたと思われる障害者を発見した者は、速やかに、これを市町村又は都道府県に通報しなければならない。」と障害者虐待防止法の第22条で定められています。

B 施設内での虐待を発見した職員には、市町村への通報義務があります。

C 適切です。保育所の他、学校や医療機関における虐待の防止についても定められています。

D 適切です。市町村は、養護者による虐待を受けている障害者について、一時的に保護することができます。

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