保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
社会福祉 問76

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会福祉 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、相談援助等に関する専門用語についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  フェースシートとは、利用者の氏名、住所、家族構成、健康状態、主訴等の概要が一目で理解できるように記録されたものである。
B  スーパービジョンとは、援助者が、専門的な助言や知識を必要とするとき、主に外部の専門家から助言等を受けることである。
C  生活モデルとは、社会福祉援助活動に生態学的な考え方を取り入れたもので、人と環境の相互作用を取り入れたアプローチである。
D  ソーシャルインクルージョンとは、社会的包含あるいは社会的包摂等と訳され、社会的に排除されやすい人々を地域社会の中で支え合い、助け合いながら暮らしていこうとする考え方である。
E  マッピング技法では、ジェノグラム、ファミリーマップ、エコマップ等がある。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )×  ( E )○
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )×  ( E )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )○  ( E )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )○  ( D )○  ( E )×
  • ( A )×  ( B )×  ( C )○  ( D )○  ( E )○

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この過去問の解説 (3件)

01

A ○  
記述の通りです。
利用者本人の基本情報、生活背景がわかる情報を記載します。

B ×  
指導者(スーパーバイザー)から助言を受けます。

C ○  
記述の通りです。
一方、疾病対応を中心としたアプローチである「医療モデル」という考え方もあります。
近年では、「生活モデル」を軸に、利用者の生活の質を高めることが課題とされています。

D ○  
記述の通りです。
障害者らを社会から排除するのではなく、地域社会の中でともに助け合って生きていこうという考え方です。

E ○
記述の通りです。
ジェノグラム:一般的に「家系図」にあたるものです。利用者を中心とした家族関係を理解するために作成されます。
エコマップ:利用者、家族、社会資源の関係性を図示。相互関係をネットワークとしてとらえるものです。
ファミリーマップ:家族関係を図示。家族のコミュニケーションや力関係、情緒的な結びつきを単純化してとらえます。

以上のことから、正解は 3 です。

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02

Aの記述は適切○です。
フェイスシートとは、医療・福祉分野で援助を目的とした情報収集において使用される利用者の「氏名」「年齢」「性別」「家族構成」「健康状態」などの基本データをまとめた用紙のことです。

Bの記述は不適切×です。
スーパービジョンとは、スーパーバイザー(福祉サービスの援助が必要な人に対して援助を行う職員に対し、指導・教育・評価などを行う役割を担う人)によって行われる、教育・指導・助言のことを指します。

Cの記述は適切○です。
生活モデルソーシャルワークとは、問題の原因を「個人か社会(環境)か」と分けて考えるのではなく、人と環境がお互いに作用し合うものとしてとらえ、支援者(ソーシャルワーカー)が両者の接点に介入して支援を行うソーシャルワークということになります。

Dの記述は適切○です。
ソーシャルインクルージョンとは、「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という考え方です。

Eの記述は適切○です。
マッピング技法とは、思いついた考え、ひらめき、情報、経験などをマップに描くように書きとめ、それぞれの考えを関連づけ構成していくことで新しいアイデアを生み出す方法のことです。

よって正解の組み合わせは3となります。

参考になった数8

03

正解は3です。

A 適切です。

B スーパービジョンとは援助者が指導者(スーパーバイザー)と定期的に面接をしたり訓練を受けたりすることにより専門的なスキルの向上を目指していく課程のことを言います。

C 適切です。

D 適切です。

E 適切です。

参考になった数1