保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
子どもの食と栄養 問121

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの食と栄養 問121 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、乳幼児の食生活の特徴に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  身体のあらゆる組織を作るために、多くの栄養素を必要とする。
B  胎生期に蓄えられた先天性免疫が十分にあるため、生後6か月くらいまでは感染症にかかることはない。
C  咀しゃく段階に合わせた食物の形態、供食の方法を選択する必要がある。
D  正しい食習慣を身につけさせる第一歩という大切な時期である。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )○
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:3

A―〇
B―×
C―〇
D―〇

B 生後6ヶ月までは母親からの免疫を持っているので病気にかかりにくいと言われていますが、絶対にかからないわけではありません。

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02

正解は、3です。Aから順に説明します。

A 適切です。
 乳幼児期の身体機能(身長や体重、骨格や内蔵器官、脳等の神経系など)は、著しく成長していきます。そのため、多くの栄養素を必要とします。

B 不適切です。
 記述文は、免疫グロブリンGを指します。母胎から胎盤を通じて渡されるウイルスに対する抗体です。生後6ヶ月ぐらいまでは感染症にかかりにくいとされています。

C 適切です。
 子どもの咀嚼能力は段階を経て成長していきます。それらに合わせて食事の内容や回数を変えていきます。供食とは、食事の提供を指します。

D 適切です。
 例として、お腹の空くリズムを整えるには、なるべく決まった時間に食事をします。
食への興味を高めるには、いろんな食感を味わう、一緒に簡単な調理をする、そして何より一緒に楽しく食事をすることです。
食育基本法においても、乳幼児期の食育の重要性を説いています。大人も子どもも食事の時間を楽しく過ごし、正しい食習慣を身に付ける事で、子どもの生きる基礎を培います。

よって、正解は3となります。

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03

正解は3です。

A 適切な記述です。乳幼児期は身体のあらゆる組織を作るために、多くの栄養素が必要になります。

B 生後6ヶ月までは母親からの免疫を持っているので感染症にかかりにくいと言われていますが、絶対にかからないわけではないので、この問題文は✕です。

C 適切な記述です。年齢や発達、咀嚼段階により食べ物の形状や固さを変える必要があります。

D 適切な記述です。乳幼児期の食事は正しい食習慣を身につけさせる第一歩になります。

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