保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
子どもの食と栄養 問129

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの食と栄養 問129 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、幼児期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A  幼児期の間食の量は、1日のエネルギー摂取量の30~40%を目安にするとよい。
B  体重当たりのエネルギー必要量は、成人より多い。
C  脂質の目標量は、脂肪エネルギー比率30~40%である。
D  前歯が生え揃ったら、スティック状のゆで野菜、パン、果物などを噛みとらせ、子どもにとって食べやすい一口量を覚えさせる。
  • A B
  • A C
  • B C
  • B D
  • C D

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は、4です。Aから順に説明します。

A 不適切です。
 間食の量は、10~20%を目安にします。おにぎりや果物などと一緒に、水分も補給します。幼児期の身体活動は活発になり、栄養を必要とします。しかし、体はまだ小さいので一度にたくさん食べられません。足りない栄養をおやつで補います。

B 適切です。
 成人と比較すると、2~3倍の量を必要とします。幼児期の基礎代謝は活発なためです。

C 不適切です。
 脂肪エネルギー比率は、20%~30%です。1歳からはどの年齢も同じ割合です。

D 適切です。
 前歯は8~10ヶ月頃に生えそろいます。口腔機能を確認しながら大きさや固さを変え、前歯で噛み取らせます。そうして一口量を段々覚えます。

よって、正解は4(BとD)となります。

参考になった数16

02

正解:4

A―×
B―〇
C―×
D―〇

幼児は1日の活動量が多いので、体が小さい割に多量の栄養素を必要としますが、消化機能が未発達なので、1日3度の食事だけでは必要量を満たすことが難しくなります。そのため、1日2回くらいの間食を与え、不足分を補う必要があります。
体重当たりのエネルギー必要量は、成人より多くなります。
間食の量は、1日のエネルギー量の10%程度にします。

前歯が生え揃ったら、スティック状のゆで野菜、パン、果物などを噛みとらせ、子どもにとって食べやすい一口量を覚えさせることが必要です。

参考になった数8

03

正解は4です。

A 子どもの身体は未発達で、一度にたくさん食べても、それらを消化・吸収することができないため間食が必要になります。1回の間食の量は1日のエネルギー量の10%程度が良いとされています。

B 適切です。

C 幼児期の脂質の目標量は、脂肪エネルギー比率20~30%とされています。

D 適切です。

参考になった数3