保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
保育実習理論 問154

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 保育実習理論 問154 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

「養護」とは、子どもの( A )及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わりである。また、「教育」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための( B )であり、「健康」、「人間関係」、「( C )」、「言葉」及び「表現」の5領域から構成される。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成28年に出題された設問となります。 参考1   参考2

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

「保育所保育指針」(平成20年度版)第3章「保育の内容」に記載されている内容です。

「養護」とは、子どもの( A 生命の保持)及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わりである。また、「教育」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための( B発達の援助 )であり、「健康」、「人間関係」、「( C環境 )」、「言葉」及び「表現」の5領域から構成される。

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02

正解は、5です。
 保育所保育指針は、2018(平成30)年4月に改定版の施行となっています。
 問題の記述文(A)・(B)は、改定版の第2章「保育の内容」に明記されています。
 5領域の(C)に関しては、第2章「保育の内容」の2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」並びに3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の基本的事項に、それぞれ明記されています。細かな記述は異なります。
合わせてAから順に説明します。

A=生命の保持
 保育所における養護とは、保護しながら保育に欠ける子どものお世話をすることです。お世話をする上で「生命の保持」は最重要となります。擁護の理念や、基本的事項にも何度も出てくる言葉です。
 「安全な生活」や「健康増進」も含めた、「生命の保持」を選択します。

B=発達の援助
 保育における「発達の援助」とは、子どもの全体を見守りながら、個々の発達段階を理解し、助ける事です。「個別の支援」は、それぞれの子どものある一部を見て、その部分を助ける事です。保育所での活動全体を通した「教育」の説明なので、「発達の援助」となります。

C=環境
 保育の「環境」は、子どもの生活と関わり合いの深いものです。環境の構成により、発達を促し、豊かな活動の展開を期待出来ます。おもちゃを始め、遊具、身近な動植物、建物など、興味を持って探索活動を行えるように配慮します。「社会」という言葉では、子ども達の活動範囲の説明としては不適当です。

よって、正解は5となります。

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03

正解は5です。

A:(生命の保持)
B:(発達の援助)
C:(環境)です。

平成30年4月1日より「保育所保育指針」の改定が行われました。

「5領域」とは、幼児期に育てたいことを幼児自身の発達の側面から取り上げたものです。
保育者が幼児の生活を通して総合的に行うものであり、幼児の主体的な自己活動が中心にあると考えることが大切です。

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