保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
保育原理 問11

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育原理 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(3)「3歳未満児の保育に関わる配慮事項」の一部として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A  特に感染症にかかりやすい時期であるので、体の状態、機嫌、食欲などの日常の状態の観察を十分に行うとともに、適切な判断に基づく保健的な対応を心がけること。

B  探索活動が十分できるように、事故防止に努めながら活動しやすい環境を整え、主に指先を使う細かな遊びを取り入れること。

C  子どもの自我の育ちを見守り、その気持ちを受け止めるために、保育士との一対一の関わりのみを重要視すること。

D  情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成29年に出題された設問となります。 参考1   参考2

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

平成30年4月1日より「保育所保育指針」の改定が行われました。

Aは○です。
Bは×、「指先」ではなく「全身を使う遊びなど様々な遊びを取り入れること。」です。
Cは×、「保育士と一対一の関わりのみを重要視」するのではなく、「友達の気持ちや友達との関わり方を丁寧に伝えていくこと。」です。
Dは○です。

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02

正解は、2です。
 保育所保育指針は、2018(平成30)年4月に改定版の施行となっています。
 問題の記述文は、改定版の第2章「保育の内容」の2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」の(3)「保育の実施に関わる配慮事項」に明記されています。Aから順に説明します。

A 適切です。
 身体機能の高まりにより、探索範囲は広がります。発達段階的に、手洗いうがいなどの感染予防を自らの習慣として行える年齢ではありませんので、観察すると共に保健的な対応をします。

B 不適切です。
 前半部の「~環境を整え」は合っています。後半部の、「主に指先を使う~」は、正しくは「主に全身を使う」となります。
 身体の発育の方向性は、中心から末梢へ、粗大から微細へと進むので、指先を使う細かな遊びは3歳以上児に適しています。

C 不適切です。
 自我の育ちを見守るのは保育士として求められる姿勢です。低い年齢程、特定の大人との応答的な関わりを大切にします。しかし、一対一の関わりのみを重要視するのではなく、その関わりも含めた他の人間関係もとても重要です。

D 適切です。
 子どもの自我の形成により、「自分でやってみたい」という気持ちは膨らんでいきます。その気持ちを受け止め、見守りながら活動を促していきます。改定版では、「尊重するとともに促す」という記述に変更されています。

よって、正解は2となります。

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03

正解は2です。「保育所保育指針」(平成20年版)第3章「保育の内容」の(3)「3歳未満児の保育に関わる配慮事項」に基づいて解説します。

A 適切です。

B 「主に指先を使う細かな遊び」ではなく、「全身を使う遊びなど様々な遊び」が正しい文章です。

C 「保育士との一対一の関わりのみを重要視すること。」ではなく、「保育士等が仲立ちとなって、友達の気持ちや友達との関わり方を丁寧に伝えていくこと。」が正しい文章です。

D 適切です。

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