保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
教育原理 問25
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 教育原理 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「幼稚園教育要領」及び「小学校学習指導要領」に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 幼稚園においては、幼稚園教育が、小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに配慮し、幼児期にふさわしい生活を通して、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うようにすること。
- 国語科、音楽科、図画工作科など他教科等との関連を積極的に図り、指導の効果を高めるようにすること。特に、第1学年入学当初においては、「総合的な学習の時間」を中心とした合科的な指導を行うなどの工夫をすること。
- 幼稚園教育と小学校教育との円滑な接続のため、幼児と児童の交流の機会を設けたり、小学校の教師との意見交換や合同の研究の機会を設けたりするなど、連携を図るようにすること。
- 幼児と児童の交流においては、幼児と児童にとって意義のある交流活動をするために相互のねらいや方法などを踏まえ、継続的・計画的に取り組むことが大切である。
- 小学校への入学を念頭に、修了近い時期には、皆と一緒に教師の話を聞いたり、行動したり、きまりを守ったりすることができるように指導を重ねていくこと。
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この過去問の解説 (4件)
01
2の「総合的な学習の時間」は3年生からです。
「総合的な学習の時間」とは、「変化の激しい社会に対応して、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てること」(小学校教育要領より)などがねらいとされています。
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02
「幼稚園教育要領」「小学校学習指導要領」は2017年3月に改定されています。
幼稚園は2019年4月より、小学校は2020年4月より実施されています。
1 〇 適切です。
「幼稚園教育要領」での記載です。
2 × 不適切です。
「小学校学習指導要領」からの記載です。
「総合的な学習の時間」ではなく、「生活科」です。
3 〇 適切です。
「幼稚園指導要領」の記載です。
4 〇 適切です。
「幼稚園教育要領解説」の記載です。
5 〇 適切です。
「幼稚園教育要領解説」の記載です。
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03
「幼稚園教育要領」並びに「小学校学習指導要領」は、2017(平成29)年に改訂されています。
2の内容は、改定版「小学校学習指導要領」の、第2章「生活」の第3の(3)に記載されています。「総合的な学習の時間」は「生活科」に変更されています。
1・3 ○
「幼稚園教育要領」第3章 指導計画及び教育課程に係る教育時間の終了等に行う教育活動などの留意事項の1の(9)と、2の(5)にそれぞれ記載されています。幼児期に培いたい「生きる力」を伸ばし、適切な環境を設け指導を行う事をうたっています。
4・5 ○
「幼稚園教育要領解説」の、第6節の3 学校間の交流や障害のある幼児との活動を共にする機会(129P)と、第3節の5 小学校教育との接続に当たっての留意事項(85P)に記載されています。幼稚園から小学校への連続した教育を行えるよう解説されています。
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04
「総合的な学習の時間」は小学校1年生ではなく、小学校3年生からとなっています。
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