保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの食と栄養 問121
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの食と栄養 問121 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、近年の子どもの発育・発達と食生活の現状に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「平成26年国民健康・栄養調査報告」によると、20歳未満において昼食、夕食に比べ朝食を欠食する割合が高い。
B 「平成26年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書」(日本学校保健会)によると、欠食の理由として多いのは、「食欲がない」、次いで「食べる時間がない」である。
C 「平成22年度幼児健康度調査」(日本小児保健協会)によると、おやつを時間を決めて与えている保護者は8割程度いる。
D 日本の乳児の死亡率は、WHO加盟国の中でも極めて低い。
E 日本の低出生体重児出生率は、ユニセフの調査によると先進国の中でも極めて低い。
A 「平成26年国民健康・栄養調査報告」によると、20歳未満において昼食、夕食に比べ朝食を欠食する割合が高い。
B 「平成26年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書」(日本学校保健会)によると、欠食の理由として多いのは、「食欲がない」、次いで「食べる時間がない」である。
C 「平成22年度幼児健康度調査」(日本小児保健協会)によると、おやつを時間を決めて与えている保護者は8割程度いる。
D 日本の乳児の死亡率は、WHO加盟国の中でも極めて低い。
E 日本の低出生体重児出生率は、ユニセフの調査によると先進国の中でも極めて低い。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )○ ( E )○
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○ ( E )○
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○ ( E )×
- ( A )○ ( B )× ( C )○ ( D )× ( E )○
- ( A )× ( B )○ ( C )× ( D )○ ( E )×
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この過去問の解説 (3件)
01
解答は( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○ ( E )×です。
A、〇
朝食の欠食率は男性で14.3%、女性10.5%です。一日の中で朝食を欠食する率が高く、20歳未満の中でも年齢が上がるにつれてその率は高くなっています。
B、〇
問題文にある理由についで食事が用意されていない、太りたくないといった理由が挙がっています。
C、×
時間を決めておやつを与えていると答えたのは全体の約50%です。特に気を付けていないと答えた人は22%、欲しがる時に与えていると答えた人は23%。年齢が上がるにつれて時間を決めて与えるという人が増えています。
D、〇
生後28日未満で死亡した乳児の割合は1000人あたり0.9人です。WHO加盟国の中では世界2位の死亡率の低さです。
E、×
ユニセフが発表している先進国での低体重児出生率は27か国中最下位です。
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02
正解は( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○ ( E )× です。
A 適切です。「平成26年国民健康・栄養調査報告」によると、20歳未満において朝食の欠食率は男性で14.3%、女性10.5%となっています。
B 適切です。「平成26年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書」(日本学校保健会)によると、欠食の理由として多いのは、「食欲がない」、次いで「食べる時間がない」となっています。これは夜遅くまで習い事や塾があり、夕食の時間が遅くなるため、翌朝に食欲がなかったり、食べる時間がなかったりする可能性があるためだと言われています。
C 「平成22年度幼児健康度調査」(日本小児保健協会)によると、おやつを時間を決めて与えている保護者は全体の約5割という結果でした。
D 適切です。日本の乳児の死亡率は、WHO加盟国の中でも極めて低く、世界2位の死亡率の低さとなっています。これは医療面の発達や衛生面の良さが結果となって現れていると言われています。
E 日本の低出生体重児出生率は、ユニセフの調査によると先進国の中でも高いという結果が出ています。これはやせ型の体型の妊婦が増加していることや喫煙などが関係していると言われています。
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03
A 〇 適切です。
「平成26年国民健康・栄養調査報告」によると、20歳未満において昼食、夕食に比べ朝食を欠食する割合が高いです。
B 〇 適切です。
夜遅くまで塾や習い事に通う児童が増えているため、夕飯が遅かったり、夜食を摂る機会が増え、翌朝、時間や食欲がない、といったケースが考えられます。
C × 不適切です。
おやつの時間を決めている保護者は8割ではなく、全体の約5割という結果になっています。
D 〇 適切です。
日本の乳児の死亡率は、WHO加盟国の中でも極めて低いです。医療の発達と衛生面が考えられます。
E × 不適切です。
低出生体重児出生率は先進国の中で極めて低いではなく、「最も高い」という結果が出ています。
原因として、やせ型の妊婦の増加、妊娠中の体重管理、喫煙などと言われています。
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