保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの食と栄養 問122
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの食と栄養 問122 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、脂質についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 炭素鎖に二重結合をもつ脂肪酸を飽和脂肪酸という。
B 水に溶けず、アルコールなどの有機溶媒に溶ける。
C 食品に含まれる脂質の大部分は、中性脂肪である。
D 炭素(C)、酸素(O)、水素(H)および窒素(N)で構成されている。
E コレステロールは膵臓で合成されている。
A 炭素鎖に二重結合をもつ脂肪酸を飽和脂肪酸という。
B 水に溶けず、アルコールなどの有機溶媒に溶ける。
C 食品に含まれる脂質の大部分は、中性脂肪である。
D 炭素(C)、酸素(O)、水素(H)および窒素(N)で構成されている。
E コレステロールは膵臓で合成されている。
- A、C
- A、D
- A、E
- B、C
- B、E
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この過去問の解説 (3件)
01
A、不適切
飽和脂肪酸は炭素鎖に二重結合または三重結合を有さない脂肪酸のことです。
B、適切
問題文の通り、水に溶けにくく有機溶媒(クロロホルム、エーテル、ベンゼン等)に溶けるもののことを脂質といいます。
C、適切
食品に含まれる脂質の大部分は中性脂肪(単純脂質)です。脂肪酸とグリセリンで形成されています。
D、不適切
炭素(C)、酸素(O)、水素(H)の3つで形成されています。
E、不適切
体内で必要なコレステロールの約60%は主として肝臓などの組織で合成され、残りは食物から摂取されます。
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02
A × 不適切です。
炭素鎖に二重結合をもつ脂肪酸は「不飽和脂肪酸」です。
飽和脂肪酸は、炭素鎖に二重結合あるいは三重結合をもたない脂肪酸のことです。
B 〇 適切です。
水に溶けず、アルコールなどの有機溶媒に溶けます。
C 〇 適切です。
食品に含まれる脂質の大部分は、中性脂肪です。
D × 不適切です。
炭素(C)、酸素(O)、水素(H)および窒素(N)で構成されるのは、たんぱく質(アミノ酸)です。
脂質の構成要素は、炭素(C)、水素(H)、酸素(H)の3つです。
E × 不適切です。
コレステロールは膵臓(すいぞう)ではなく、「肝臓」で合成されています。
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03
A 飽和脂肪酸は、炭素鎖に二重結合あるいは三重結合をもちません。炭素鎖に二重結合をもつ脂肪酸は「不飽和脂肪酸」と呼ばれます。
B 適切です。脂質は水に溶けず、アルコールなどの有機溶媒に溶ける。
C 適切です。食品に含まれる脂質の大部分は、中性脂肪であり、脂肪酸とグリセリンで形成されています。
D 脂質は、炭素、水素、酸素の3つで構成されています。
E コレステロールの約60%は「肝臓」で合成されています。
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