保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの食と栄養 問130
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの食と栄養 問130 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、咀しゃく・嚥下が困難な子どもの食事に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 咀しゃく機能の状態によって、ソフト食やきざみ食にするなどの配慮が必要である。
B パサパサしているもの、口の中でばらつくものは飲み込みにくい。
C 飲み込みやすくするために、とろみ調整食品を使用することがある。
D こんにゃくは弾力性があるので、食べやすい食品である。
E 酸味の強い柑橘類は、食べやすい食品である。
A 咀しゃく機能の状態によって、ソフト食やきざみ食にするなどの配慮が必要である。
B パサパサしているもの、口の中でばらつくものは飲み込みにくい。
C 飲み込みやすくするために、とろみ調整食品を使用することがある。
D こんにゃくは弾力性があるので、食べやすい食品である。
E 酸味の強い柑橘類は、食べやすい食品である。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )○ ( E )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )× ( E )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )× ( E )○
- ( A )○ ( B )× ( C )○ ( D )× ( E )×
- ( A )× ( B )× ( C )○ ( D )× ( E )○
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この過去問の解説 (3件)
01
A、〇
回答の通りです。
咀嚼・嚥下が困難な子どもにとっても食事の楽しさを知るきっかけとなるよう、食べやすい状態の食事の提供が必要です。
B、〇
回答の通りです。
水分量が少なくパサパサとしているものは飲み込みにくいです。
C、〇
回答の通りです。
デンプンなどを使用したとろみ調整食品を使用することで、嚥下しやすくなります。
D、×
こんにゃくなどの弾力がある食品は、食べにくい為、
咀嚼・嚥下が困難な子どもへの食事には適していません。
E、×
酸味が強い柑橘類は、刺激が強く、食べやすい食品とはされていません。
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02
A、〇
咀嚼とは口の中で食べ物を細かく噛み砕く動作です。ソフト食はペースト状にした食品を柔らかいまま固形にしたもの、きざみ食は文字通り細かく刻んだ状態の食形態のことです。
咀嚼が苦手な子どもであっても噛むということは大切な動作です。食形態を変えることで咀嚼しやすくなり、噛むことを促します。
B、〇
人が食べ物を飲み込むときには咀嚼を繰り返し、ある程度の塊にする必要があります。
パサパサとしているものは水分量が少なく、ばらつきやすいものは塊にしにくいため飲み込みにくいです。
C、〇
とろみ調整食品を使用することで、食べ物の水分量が多くなり、コーティングされることによって飲み込みやすくなります。
D、×
こんにゃくのように弾力のある食品はより多く咀嚼する必要があり食べにくい食品の1つです。
幼児期の摂取には注意が必要です。
E、×
酸味は人の味覚の中でも強い刺激を感じる味であり、食べやすい食品とは言えません。
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03
A 適切です。咀しゃく・嚥下が困難な子どもと言っても、個人によってその機能は様々です。一人ひとりの咀しゃく・嚥下機能に合わせて、食事の状態を調整することが必要です。
B 適切です。パサパサしているもの、口の中でばらつくものは飲み込みにくいため、咀しゃくや嚥下をすること難しい子どもに対しては与えるのを控えたり、とろみをつけて食べやすい状態にするなどの工夫をします。
C 適切です。飲み込みやすくするために、とろみ調整食品を使用することがあります。
D こんにゃくは弾力性があるので、飲み込みにくく誤嚥などの原因にもなりやすいです。
E 酸味の強い柑橘類も舌や喉への刺激が強く、食べやすい食品とは言えません。
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