保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
社会福祉 問71

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 社会福祉 問71 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、相談援助( ソーシャルワーク )の実践モデルに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  利用者( クライエント )が差別されている社会状況によって、自己実現が阻害されているケースについては、クライエントの適応力を高める治療( 医療 )モデルが適切である。
B  利用者( クライエント )が失業するなどの状況下で自信や気力を失っているケースについては、クライエントに自らの強みを気づかせ、それを発揮して自信を取り戻せるように働きかけるストレングスモデルが適切である。
C  利用者( クライエント )が家族から情緒的かかわりを受けられないことにより問題を発生させたケースについては、生活モデルを中核としたアプローチが適切である。
D  相談援助の実践モデルは、治療( 医療 )モデルなどいくつかのモデルがあるが、新しいモデルが台頭すると古いモデルは通用しなくなっている。
  • A:○  B:○  C:○  D:○
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:×  D:○

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この過去問の解説 (3件)

01

Aは×です。
利用者( クライエント )が差別されている社会状況によって、自己実現が阻害されているケースについては、差別解消のための働きかけが求められます。

Bは○です。

Cは○です。

Dは×です。
相談援助の実践モデルは、新しいモデルが台頭するにしても古いモデルは通用しなくなる訳ではありません。

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02

正解は 4 です。

Aは×です。
社会状況によって自己実現が阻害されている場合、
治療モデルではなく、差別のある社会を改善する事が求められます。

Bは○です。
クライエントが自信や気力を失っている状況では、
自らの強みを気付かせ、自信が持てるようになるための支援である「ストレングスモデル」が有効です。

Cは○です。
家庭状況により問題が発生しているケースは生活モデルが適切です。

Dは×です。
相談援助では、個々のケースをよく見極め選択することが求められます。
よって古いからと言って通用しないことは全くありません。

参考になった数21

03

Aは×です。記述は不適切です。
クライエントが差別されている状況では、クライアント側に治療を施すのではなく、環境の配慮や改善に向けての働きかけが大切となります。

Bは○です。適切な記述です。
ストレングスとはその人の持つ「つよみ」という意味です。
ネガティブな面に焦点を当ててケアプランをたてるのではなく、つよみを活かしてポジティブにケアプランをたてていこうという考えたです。

Cは○です。適切な記述です。

D は×です。記述は不適切です。
新しいモデルは古いモデルの弱点を補う機能があります。相互によい面がひきたつように作用するものとなっています。

よって正解の組み合わせは4となります。

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