保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
保育原理 問4
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問題
保育士試験 平成30年(2018年)前期 保育原理 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、保育の歴史についての記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ドイツの教育者である( A )は、世界で最初の幼稚園( Kindergarten )の創設者である。主著である『人間の教育』( 1826年 )の中で、幼児期においては( B )がこの時期の子どもの最も美しい表れだと主張した。彼は、幼児のための遊具( Gabe )を考案したが、これは、明治時代になって( C )の編集した『幼稚園法二十遊嬉』等によってわが国に紹介された。
ドイツの教育者である( A )は、世界で最初の幼稚園( Kindergarten )の創設者である。主著である『人間の教育』( 1826年 )の中で、幼児期においては( B )がこの時期の子どもの最も美しい表れだと主張した。彼は、幼児のための遊具( Gabe )を考案したが、これは、明治時代になって( C )の編集した『幼稚園法二十遊嬉』等によってわが国に紹介された。
- ( A )ルソー( Rousseau,J.-J. ) ( B )遊び ( C )中村正直
- ( A )フレーベル( Fröbel,F.W. ) ( B )作業 ( C )近藤真琴
- ( A )ルソー( Rousseau,J.-J. ) ( B )無垢 ( C )関信三
- ( A )ロック( Locke,J. ) ( B )作業 ( C )中村正直
- ( A )フレーベル( Fröbel,F.W. ) ( B )遊び ( C )関信三
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この過去問の解説 (4件)
01
・ドイツの教育者である『フレーベル』は世界で最初の幼稚園( Kindergarten )の創設者であることから「幼稚園の父」とも呼ばれる人物です。彼は幼児教育において『遊び』が重要であると提唱し、恩物を取り入れた保育を実施しました。
・関信三は、松野クララと共に東京女子師範学校附属幼稚園の経営に携わり、『幼稚園法二十遊嬉』を編集し、その中で恩物を紹介しました。
以下は補足です。
・ルソー( Rousseau,J.-J. )はスイスの哲学者です。著書『エミール』の中で、「子どもは子どもでなければならず、小さな大人や大人の縮図であってはならない」と主張しました。
・ロック( Locke,J. )はイギリスの思想家で、子どもは環境や経験によって、どのようにも変化することができる『白紙説』を唱えました。
・中村正直は明治時代の教育者です。英学塾・同人社の創立者です。
・近藤真琴は明治時代の教育・思想家です。日本海軍の軍人という一面を持ちながら、日本初のかな書き辞書である『ことばのその』の著しました。
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02
ルソーは、スイス出身のフランスの哲学者です。児童中心主義の教育思想を提唱し、著書に「エミール」があります。当時の子どもは「小さな大人」とみなされていると痛烈に批判し、「子どもは子どもでなければならず、小さな大人や大人の縮図であってはならない」と主張した人物です。その教育観から、「子どもの発見者」と呼ばれました。
ロックは、「白紙説」を唱えたイギリスの思想家です。子どもは、白紙のようなもので、環境や経験によって、どのようにも変化することができると主張しました。
「幼稚園法二十遊嬉」は、関信三によって編纂されました。関信三は、フレーベルの考え方に影響を受けた人物で、幼稚園教育を提唱しました。
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03
以下が正しい文章になります。
ドイツの教育者である( A フレーベル( Fröbel,F.W. ))は、世界で最初の幼稚園( Kindergarten )の創設者である。主著である『人間の教育』( 1826年 )の中で、幼児期においては( B 遊び)がこの時期の子どもの最も美しい表れだと主張した。彼は、幼児のための遊具( Gabe )を考案したが、これは、明治時代になって( C関信三 )の編集した『幼稚園法二十遊嬉』等によってわが国に紹介された。
以下は補足です。
ルソーはフランスの哲学者で、『エミール』の著者です。ルソーは自身の著書の中で「子どもは子どもでなければならず、小さな大人や大人の縮図であってはならない」と子どもは小さな大人であると提唱しました。
ロックはイギリスの思想家で、子どもは、白紙のようなもので、環境や経験によって、どのようにも変化することができるという『白紙説』を提唱しました。
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04
ちなみに、ルソーは『エミール』を書いた人物で、「子どもは子どもでなければならず、小さな大人や大人の縮図であってはならない」という考えの人物です。
また、ロックは「白紙説」を唱えた人物で、子どもは白紙の状態で生まれてくるので、その後の環境や経験によって、いかようにも変化できると説いた人物です。
『幼稚園法二十遊嬉』を書いたのは、関信三です。
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