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保育士の過去問 平成30年(2018年)前期 社会的養護 問39

問題

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次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
児童養護施設に勤務するJ保育士は、K君( 15歳、男児 )を担当して1か月である。親から身体的な虐待を受けた体験があるK君は、このところ自分より年下の子どもに暴言を吐いたり、学校でも友人とトラブルが絶えない状況である。

【設問】
J保育士のK君に対する対応として不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A  K君の言動は、過去のトラウマ体験が原因であると判断してK君の行動を容認する。
B  K君の言動を家族との関係から捉えて考えてみる。
C  K君の対応を、愛着対象である自分にすべて任せてほしいと施設長に申し出る。
D  K君の強み( ストレングス )に注目して支援する。
E  K君の言動の理由について、施設と児童相談所とのケース会議の際にK君を担当している児童心理司とともに検討する。
   1 .
A, B
   2 .
A, C
   3 .
B, D
   4 .
C, E
   5 .
D, E
( 保育士試験 平成30年(2018年)前期 社会的養護 問39 )
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この過去問の解説 (3件)

16
A:× このような言動は、過去のトラウマ体験が原因である可能性はありますが、容認せずに改善していく支援が必要です。
B:○ 家庭内での出来事がK君の言動に影響している可能性が高く、K君の言動の原因・対策を考える上で重要です。
C:× たとえ愛着対象であったとしても、職員一人で対応せず、職員同士で協力して対応を考える必要があります。
D:○ K君の良いところ=強みに注目することで、改善するきっかけになる可能性があります。
E:○ K君を取り巻く多職種で連携して対応を検討する必要があります。

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8
答え. 2
児童養護施設は、原則として満1歳以上(特に必要な場合は、乳児も入所可能)から、満18歳未満の子どもが入所できます。(特に必要がある場合は、20歳までいることもできます。)
児童の心身の健やかな成長と、その自立を支援することを目的として養護します。

A. ×です。
K君の言動を、ただ容認するだけでは問題の解決には繋がりません。
K君の言動は、過去のトラウマ体験が原因の一つである可能性はありますが、決めつけず他の可能性も探りながら、改善に向けて支援していくことが大切です。

B. ○です。
設問の通りです。
家庭での経験は、子どもの人格形成に強い影響を与えます。家族との関係から、原因を探っていくことは、有効です。

C. ×です。
子どもへの支援は、一人の職員が全て対応するのではなく、職員どうしで情報を共有し、協力して行う必要があります。

D. ○です。
設問の通りです。
子どもの強みが伸ばせるよう支援することで、問題となっている言動や行動の原因が見えてくる可能性もあります。

E. ○ です。
設問の通りです。
子どもへの支援や援助は、一人で考えて行うのではなく、職員どうしで情報を共有して行います。
また、関係機関との連携を図ることによって、違った視点からの考え方もできるようになり、より良い支援・援助を行うことができます。

2
正解は2です。

A K君の言動は、過去のトラウマ体験が原因であると判断することは大切です。ですが、他者を傷つける暴言などの行為は良くないことも伝えることが必要です。Kくんの思いを受け止めながら、人を傷つけることは良くないことを伝えていきます。

B 適切な対応です。K君の言動は家庭環境や親子関係によるものだと考え、対応することは大切です。

C 子どもの問題行動に対して、一人の職員がすべての対応をするのではなく、施設長を始めとしたすべての職員が連携を取り対応を考えていく必要があります。

D 適切な対応です。Kくんの問題行動にばかり、目を向けるばかりでなく、強みに目を向け支援をしていくことも大切です。

E 適切な対応です。児童相談所の職員や、児童心理司など様々な機関や人との連携が大切です。

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