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保育士の過去問 平成30年(2018年)前期 社会的養護 問40

問題

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次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Mちゃん( 1歳2か月、女児 )は母親と2人暮らしで、母親が夜、家を空けることが頻繁にあったため、半年前に児童相談所で一時保護された。児童相談所は母親による虐待( ネグレクト )と判断し、乳児院への措置が決定された。母親は、Mちゃんの入所後一度も面会に来なかったが、ある日突然施設を訪れ、Mちゃんを引き取りたいと乳児院に申し出た。

【設問】
この乳児院の家庭支援専門相談員が最初に行うべき対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。
   1 .
虐待を理由に入所した子どもは、法律上、家庭に帰すことができないという規定があることを母親に伝える。
   2 .
親権を有する母親の意思を尊重し、家庭引き取りの手続きを行う。
   3 .
引き取りに関する話は、児童相談所の児童福祉司が担当すべき事柄であり、乳児院は関与してはいけないため、児童相談所に行くように勧める。
   4 .
母娘2人での生活は困難と判断し、母子生活支援施設の利用を勧める。
   5 .
母親が引き取りを希望する理由や母親の生活の状況について、母親の気持ちに寄り添いながら話を聴く。
( 保育士試験 平成30年(2018年)前期 社会的養護 問40 )
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この過去問の解説 (3件)

18
1:× そのような規定はありません。
2:× 状況を確認せずに家庭に返すことは、児童の安全上問題があります。
3:× 乳児院での状況も加味されるため、関係ない話ではありません。
4:× この場で判断せず、まずは状況を確認する必要があります。
5:○

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9
正解は5です。

1 虐待を理由に入所した子どもは、法律上、家庭に帰すことができないという規定はありません。

2 母親の意見だけを尊重し、Mちゃんを家庭に帰すことは子どもの安全上、良くありません。母親の話を聞くなど、状況を聞いてからMちゃんを家庭に帰すかどうかを判断します。

3 現在、Mちゃんは乳児院に入所しているということなので、乳児院も今回の事例に関係しています。児童相談所や乳児院など関係機関が連携を取りながら対応を考える必要があります。

4 すぐに別の施設への入所を進めるのではなく、話を聞き状況を判断することが必要です。

5 適切です。まずは、母親がなぜMちゃんとの生活を望んでいるのか、母親が現在どのように生活しているのかなど、状況を聞き、母親の思いに寄り添っていくことが大切です。

5
回答.5

1. ×です。
法律には、そのような規定はありません。
まずは母親の話をよく聞き、状況を正確に判断することが大切です。

2. ×です。
母親の意思を尊重することは大切ですが、子どもの利益を忘れてはいけません。状況を確認することなく、子どもの引き渡しを行うことは、再度、虐待を引き起こすことにも繋がる可能性があります。
まずは、状況を正確に判断することが大切です。

3. ×です。
現在、乳児院で擁護を行っているのですから、乳児院にも関係があります。関係機関と連携して、問題について判断し、母子ともに援助していくことが求められます。

4. ×です。
関係機関との連携は大切ですが、この問題は、この場ですぐに判断できるようなことではありません。
まずは、母親の話をよく聞き、状況を正確に判断することが求められます。

5. ○です。
設問の通りです。
まずは母親の気持ちを受け止め、寄り添う対応が求められます。
その後「家族揃って生活するために、一緒に努力して行きませんか」など、母親の気持ちを酌んだ言葉かけなどを行います。

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