保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
保育の心理学 問91
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問題
保育士試験 平成30年(2018年)前期 保育の心理学 問91 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、人との関わりについての記述である。A~Dのうち、この記述と関連する用語を○、そうでない用語を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
長期縦断研究によって、自分の乳幼児期の親との関係性の質が、自分が親になった時の子どもとの関係性の質に一定程度、影響を及ぼすことが明らかになってきた。しかしその一方で、乳幼児期に望ましい親子関係を形成することができなかったとしても、適切で継続的なキーパーソンの存在によって、その後の人生において安定的な関係性を築くこともあることが示されている。
A インクルージョン
B レジリエンス
C アタッチメント( 愛着 )
D ソーシャル・アクション
長期縦断研究によって、自分の乳幼児期の親との関係性の質が、自分が親になった時の子どもとの関係性の質に一定程度、影響を及ぼすことが明らかになってきた。しかしその一方で、乳幼児期に望ましい親子関係を形成することができなかったとしても、適切で継続的なキーパーソンの存在によって、その後の人生において安定的な関係性を築くこともあることが示されている。
A インクルージョン
B レジリエンス
C アタッチメント( 愛着 )
D ソーシャル・アクション
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )○ ( B )× ( C )× ( D )○
- ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )○
- ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )× ( B )× ( C )○ ( D )○
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この過去問の解説 (3件)
01
A、×
インクルージョンとは一体性や包括と訳される言葉です。
保育においては健常児と発達障害やあらゆる障害を持つ子どもたちを一緒に保育しよう、というインクルージョン保育というものがあります。
B、◯
レジリエンスは回復や復元力と訳されます。保育においては「立ち直る力」とも言えます。
乳幼児期の親子関係に問題や困難があったとしても、キーパーソンの存在がいることにより安定的な関係を回復できることもある、と述べられています。
C、◯
アタッチメントとは愛着形成のことです。
D、×
ソーシャルアクションとは福祉に関しての制度を創設したり、制度の見直しを社会に働きかける活動のことです。
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02
A インクルージョンとは「一体性」「包括」といった意味を表す用語で、保育や福祉業界では、一人ひとりの個性や特性を認め大切にし、障害を持つ人とそうでない人が一緒に育ち生活するという考えの事を言います。問題文では、このようなことは書かれていないので答えは✕となります。
B 適切です。レジリエンスとは「回復」という意味を持ちます。問題文では「乳幼児期に望ましい親子関係を形成することができなかったとしても、適切で継続的なキーパーソンの存在によって、その後の人生において安定的な関係性を築くこともあることが示されている。」という記述があり、これは「レジリエンス」に当たります。
C 適切です。アタッチメントとは愛着形成のことであり、これが親子関係、子どもの成長に大きく影響を及ぼすと言われています。このことが問題文にも書かれています。
D ソーシャル・アクションとは、福祉に関しての制度を創設したり、制度の見直しを社会に働きかける活動のことを言います。問題文に書かれているのは親子関係の修復であり、社会福祉の制度の見直しではないので、答えは✕になります。
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03
A:×
「インクルージョン」とは保育現場で言えば、障害の有無にかかわらず、それぞれの個性を認め合いながら一緒に学んでいくことをいいます
B:○
「レジリエンス」とは外的な衝撃にも屈せず立ち直るなどといった意味があります。この問題では後半の部分が当てはまります。
C:○
「アタッチメント」とは愛着形成のことで、親子間の関係に影響を及ぼします。
D:×
「ソーシャル・アクション」とは社会福祉制度の創設や見直しを社会に働きかけることで、そのような記述はありません。
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