保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
保育の心理学 問92

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 保育の心理学 問92 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで【設問】に答えなさい。

【事例】
P君( 5歳、男児 )は、電車のおもちゃで遊んでいる。まず、[( a )緑色の電車とオレンジ色の電車に分けて置いた]。次に、[( b )先頭を揃えて同じ色の電車をつなぎ、一番うしろが揃っていないことをしばらく見比べていた]。そして、[( c )一台ずつ指でおさえながら、緑色の電車を「いち、にぃ、さん、よん。」と声を出して数えた。続けてオレンジ色の電車を「いち、にぃ、さん、よん、ご。」と数えた]。[( d )「オレンジでんしゃは、ごこ。」と嬉しそうに言った]。

【設問】
( a )~( d )の括弧部分に関連する語句を、【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

【語群】
ア  高さの理解
イ  分類の理解
ウ  長さの理解
エ  系列の理解
オ  計数
カ  数唱
キ  集合数の理解
ク  数の保存

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この過去問の解説 (3件)

01

解答は1です。

a、イ
 電車を緑とオレンジの色ごとに「分類」しています。

b、ウ
 先頭をそろえて並べた電車の一番後ろが不揃いであることに着目しているのは、長さの理解ができている証です。

c、オ
 物の数が数えられることを計数といいます。
 選択肢カの数唱は文字通り数を口で唱えることをいい、計数とは異なるので注意してください。

d、キ
 集合数の理解とは「全部で何個?」が理解できているか、ということです。

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02

正解は【1】です。

(a)イ:分類の理解
同じ電車でも、緑とオレンジといった色という概念で分類しています。カテゴリー化が進んでいると言えます。

(b)ウ:長さの理解
先頭を揃えたことによって、一番うしろが不揃いになった事に気付けています。長さの概念が備わっていると考えられます。

(c)オ:計数
ひとつずつ正しく数えられています。数を数えることを計数といいます。

(d)キ:集合数の理解
全部でいくつあるかが理解できています。あるカテゴリーの全体数を把握することを集合数の理解といいます。

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03

正解は1です。

a 電車を緑色とオレンジ色とに分けることは物を「分類」している行為に当たります。よって答えは(イ)です。

b 電車の先頭を揃えて並べ、一番後ろが揃っていないことに気づいているので、長さの理解ができていると言えます。よって答えは(ウ)です。

c 電車を一台ずつ順番に数える行為を「計数」と言います。よって答えは(オ)です。

d 「オレンジでんしゃはごこ」と言っているのは集合数が理解できているということです。よって答えは(キ)です。

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