保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
保育の心理学 問100

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 保育の心理学 問100 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、不登校に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  文部科学省の不登校の定義において、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況があげられている。
B  不登校は、病気により入院治療を受けている場合や、家計が苦しく教育費が出せないなどの経済的な問題による長期欠席も含まれる。
C  「平成27年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」( 速報値 )について」( 平成28年10月文部科学省 )によると、不登校の要因で最も多いものは「いじめ」であり、過半数を占める。
D  学校における不登校の児童生徒への対応として、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーとの連携、教育支援センターやフリースクールなどでの教育機会の確保など、さまざまな支援を検討することが推奨される。
E  「「不登校に関する実態調査」~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~( 概要版 )」( 平成26年7月9日文部科学省 )によると、中学校の時に不登校だった生徒について、20歳現在で就学あるいは就業している者は10%以下である。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )○  ( E )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )×  ( E )○
  • ( A )○  ( B )×  ( C )×  ( D )○  ( E )×
  • ( A )×  ( B )○  ( C )○  ( D )×  ( E )×
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )○  ( E )○

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この過去問の解説 (3件)

01

解答は3です。

A、◯
 問題文の通りです。

B、×
 文部科学省の不登校の定義において、病気や経済的な理由によるものは除くとされています。

C、×
 問題文にある調査において、不登校の要因として最も多いのはいじめを除いた対人関係についての問題となっています。

D、◯
 問題文の通りです。

E、×
 問題文にある調査において、中学校で不登校であった児の20歳現在の就学・就労状況は10%を超えています。

参考になった数21

02

正解は3です。

A 適切です。『「不登校児童生徒」とは「何らかの 心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、 登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間 30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を 除いたもの』と文部科学省で規定されています。

B 文科省が定める不登校の定義で『病気や経済的な理由による者を 除いたもの』とされています。

C 「平成27年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」( 速報値 )について」( 平成28年10月文部科学省 )によると、不登校の要因で最も多いものは「いじめを除く対人関係」となっています。

D 適切です。不登校の児童への対応はスクールカウンセラーやソーシャルワーカー、教育支援センターなどさまざまな機関と連携をとりながら行うことが大切です。

E 「「不登校に関する実態調査」~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~( 概要版 )」( 平成26年7月9日文部科学省 )によると、中学校の時に不登校だった生徒について、20歳現在で就学あるいは就業している者は10%を超えています。

参考になった数10

03

正解は【3】です。


A:○
適切な文章です。

B:×
文部科学省の定める不登校の定義によると、病気や経済的理由などの長期欠席は不登校に含まれません。

C:×
「平成27年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」( 速報値 )について」( 平成28年10月文部科学省 )によると、不登校の要因は「いじめをのぞく対人関係」が最多となっています。

D:○
適切な文章です

E:×
10%を超えているので不適切です。

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