保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
子どもの食と栄養 問140
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問題
保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの食と栄養 問140 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、障害のある子どもの摂食と食事指導に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。
- 摂食時の姿勢は、軽度の摂食・嚥下障害児では、ほぼ健常者と同じと考えてよい。
- 日常生活で寝たきりが多い児は、誤嚥を防止するために、頸部を少し前屈させるようにする。
- 誤嚥を防止するために、一度に多量の食物を口に入れないようにする。
- 運動麻痺や不随意運動などのある障害児には、食事用自助具の利用や工夫が必要となる。
- 食物をスプーンですくう時にこぼれないように、浅めの皿が使いやすい。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 〇 適切です。
椅子は、足が床に着くように調節します。
嚥下(えんげ)は飲みこむ動作をいいます。
2 〇 適切です。
誤嚥とは、誤って気管に入ってしまう症状のことです。
3 〇 適切です。
誤嚥を防止するために、一度に多量の食物を口に入れないようにします。
4 〇 適切です。
運動麻痺や不随意運動などのある障害児には、食事用自助具の利用や工夫が必要とします。
5 × 不適切です。
すくいやすい皿は「すくう動作」がスムーズにできるよう深底で、皿の底部分に傾斜があるお皿が一般的です。
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02
1.○です。
設問の通りです。
食べにくい場合は、リクライニング椅子を利用するなど、個々への配慮が必要です。
2.○です。
頭に、枕やクッションなどを当てて、少し前かがみにすることで、
誤嚥防止につながります。
3.○です。
合わせて、口腔内で食物を置く位置等も配慮が必要です。
4.○です。
取っ手が付いたお椀やコップ、握りやすいお箸やスプーンなど、工夫が必要です。
5.×です。
浅めのお皿だと、食べこぼしの原因になります。
深めのお皿で、内側にくぼみのような反りがあるものが使いやすいです。
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03
1:正しいです。
2:頸部を前屈することで、唇や顎が閉じやすい・嚥下しやすい状態となります。
3:正しいです。
4:障害児が楽しく自分で食事をするために工夫が必要です。
5:深めのお皿が適切です。
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