保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
保育の心理学 問85

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 保育の心理学 問85 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ピアジェ(Piaget, J.)の認知発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  物や現象の一部に注意が集中し、同時にいくつかの側面に注意を向けることが難しいことを脱中心化と呼んだ。
B  自己中心性とは、他者の視点に自分が立ったり、自分と他者の相互関係を捉えたりすることが難しいことを意味する。
C  特に幼児では自他未分化のため、自分の視点や経験にとらわれて、ものごとを判断してしまうと考えた。
D  幼児期には、遊びの活動に伴ってリズミカルに繰り返される独語(ひとり言)が多く発せられるが、それは思考機能をもつことを実証した。
  • ○  ○  ○  ×
  • ○  ○  ×  ○
  • ○  ×  ○  ○
  • ×  ○  ○  ×
  • ×  ×  ×  ○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

A × 設問は脱中心化ではなく、自己中心性についての記述です。

B 〇 適切です。

C 〇 適切です。

D × 独語(ひとり言)が多く発せられるのは、それは思考機能をもつからではなく、社会的発話の未発達だからだと実証しました。

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02

正解は4です。

A 脱中心化とは「自他の視点を区別し、相互の視点から判断ができる能力を獲得していく」ことを言います。「物や現象の一部に注意が集中し、同時にいくつかの側面に注意を向けることが難しいこと」は中心化と言います。

B 適切な記述です。

C 適切な記述です。

D ピアジェは幼児の独り言を自己中心語と呼び、伝達の意図を持った社会的発話の未発達なかたちによるものだと実証しました。

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03

正解は4です。

A ×  不適切です。
自己中心性についての記述です。脱中心化は自己中心的な思考から脱し、他者の視点から物を見る事が出来るようになることです。

B ○ 適切です。

C ○ 適切です。

D × 不適切です。
幼児の独語は自己中心的言語で、社会性が発達していないために生じる, 未熟な言語としました。

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