保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
保育の心理学 問93

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 保育の心理学 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、中年期の特徴に関する記述である。( a )〜( d )の〓下線部分〓が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

中年期は人生の最盛期と捉えられてきたが、( a )1980年代以降では中年期に大きな変化が生じるという見方が受け入れられるようになっている。その変容としては、( b )身体的変化、心理的変化、家族における変化のほか、職業における変化がある。例えば、家族のライフサイクルという視点からは、( c )中年期の女性には、「空の巣症候群」という、子どもの親離れに伴う問題がみられる。こうした背景から、( d )厚生労働省の平成27年の調査によると、パートナーとして親密な関係を築いてこなかったために、同居年数20年以上の別居が急増していると考えられる。
  • ○  ○  ○  ○
  • ○  ○  ×  ×
  • ○  ×  ○  ×
  • ×  ○  ○  ×
  • ×  ×  ×  ○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

(a)中年期は1960年代まで人生の最盛期として捉えられてきましたが、1970年以降、そこに大きな変化が生じるという見方がされるようになり「中年の危機」という用語が使われるようになりました。

(b)適切な記述です。

(c)適切な記述です。

(d)厚生労働省の調査によると、別居がもっとも多いのは30代で同居期間が1年未満のものであり、中年期の同居年数20年以上の別居離婚は全体の1%未満と少ないです。

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02

正解は4です。

a × 不適切です。
1970年代より中年の危機(ミッドライフクライシス)と呼ばれ、大きな変化が起こりやすいとされています。
加齢による身体的変化、家族などライフスタイルの変化、職場による役割変化などが原因として考えられています。

b ○ 適切です。

c ○ 適切です。
「空の巣症候群」は子どもが家を出たり結婚したりなど自立したときに、女性が感じる憂うつで不安な状態をいいます。

d ×  不適切です。
厚生労働省の人口動態統計によると離婚件数は全体として減少し、同居20年以上の離婚件数は急増していません。

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03

正解は 4 です。

a × 1980年代以降ではなく1980年代以前から中年期に大きな変化が生じるという見方が受け入れられていました。

b 〇 適切です。

c 〇 適切です。

d × 同居年数20年以上の別居が急増しているわけではありません。

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