保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
教育原理 問24
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問題
保育士試験 平成31年(2019年)前期 教育原理 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
次の論を展開した人物として、正しいものを一つ選びなさい。
正統的周辺参加は、それ自体は教育形態ではないし、まして教授技術的方略でも教えるテクニックでもないことを強調しておくべきである。それは学習を分析的にみる一つの見方であり、学習というものを理解する一つの方法である。
正統的周辺参加は、それ自体は教育形態ではないし、まして教授技術的方略でも教えるテクニックでもないことを強調しておくべきである。それは学習を分析的にみる一つの見方であり、学習というものを理解する一つの方法である。
- デューイ(Dewey, J.)
- ピアジェ(Piaget, J.)
- レイヴとウェンガー(Lave, J.&Wenger, E.)
- ブルーナー(Bruner, J.S.)
- ブルーム(Bloom, B.S.)
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この過去問の解説 (3件)
01
1.デューイ(1859年10月20日 - 1952年6月1日)はアメリカ合衆国の哲学者です。教育の中心は他のなにものでもなく児童にあるべきだという児童中心主義を主張し、著書『民主主義と教育』において「教育のすべては児童から始まる」と述べました。
2.ピアジェ(1896年8月9日 - 1980年9月16日)はスイスの心理学者です。こどもは生まれたときから成長に伴って、認知力も発達していくという認知発達段階説を唱えました。
3.レイヴとウェンガー(1991年)は正統的周辺参加は、それ自体は教育形態ではないし、まして教授技術的方略でも教えるテクニックでもないことを強調しておくべきである。それは学習を分析的にみる一つの見方であり、学習というものを理解する一つの方法であるという状況学習を提唱しました。
4.ブルーナー (1915年10月1日 - 2016年6月5日)はアメリカ合衆国の心理学者です。戦後まもなく、欲求や動機づけが知覚に影響を及ぼすことを示す一連の研究を行い、ニュールック心理学を主導し、その後、思考方略や教育方法の研究に進み、1959年には教育方法の改善に関するウッズホール会議の議長となって、その成果を『教育の過程』として出版しました。
5.ブルーム(1913年2月21日 - 1999年9月13日)はアメリカ合衆国の教育心理学者です。習者のほぼ全員が教育内容を完全に習得するための学習理論である完全習得学習を「出来不出来の差は、学習者個人の資質によるものではなく、学習に必要な時間をかけなかったことによる」という考えに基づいて提唱しました。
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02
1 アメリカの哲学者デューイはシカゴ大学で教鞭をとりながら、実験学校を創設し、その記録として「学校と社会」を著しました。
教育をたえざる経験の再構成と捉え、その反省的思考による学習法は今日の問題解決学習へとつながっています。
2 ピアジェは認知発達を「同化」と「調節」による認知構造の変化と捉え、今日の発達心理学に大きな影響を及ぼしました。
3 レイヴとウェンガーは『状況に埋め込まれた学習:正統的周辺参加』により状況学習を唱えました。
4 ブルーナーはアメリカの心理学者で知識を構造として学習させることにより科学的概念を子ども自らが発見するという発見学習を提唱しました。
5 ブルームは診断的評価、形成的評価、総括的評価による完全習得学習を提唱しました。
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03
レイヴとウェンガーは、このような「正統的周辺参加論」を展開しました。
1.デューイはアメリカ合衆国の哲学者です。彼の著書『学校と社会』では、コペルニクスによって天体の中心が太陽に移されたことえを例に上げ、これからの教育は児童が中心となるべきと説きました。
2.ピアジェはスイスの心理学者です。子どもの思考の発達段階を4つに分けた発達段階説を説きました。
4.ブルーナーはアメリカ合衆国の心理学者です。子どもの認知過程、教育課程に関する研究を行いました。
5.ブルームはアメリカ合衆国の教育心理学者です。教育目標の分類化と、完全習得学習の理論を展開しました。
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